【パリ五輪】マラソン51位の一山麻緒「走る前は怖かった」と胸の内を明かす 苦しいレースにも「たくさんの方に応援してもらえた」
◇パリ五輪・陸上競技(8月1日~11日/フランス・パリ)11日目 パリ五輪・陸上競技最終日となる11日目に女子マラソンが行われ、前回8位入賞した一山麻緒(資生堂)は2時間34分13秒で51位だった。 パリ五輪日本代表は?日程や結果をCHECK! 10km過ぎで先頭集団から徐々に離れる苦しい展開となった一山。30kmは61位まで順位を下げた。しかし、そこから前から脱落していく選手を抜いて、フィニッシュ。「すごく惨敗」と話したが、あきらめることなく最後まで走り抜いた。 東京大会で入賞を遂げた後は「苦しいことの方が多くて、もんもんとした3年間だった」と振り返る。2022年世界選手権では直前に新型コロナ陽性で欠場。昨年10月のマラソングランドチャンピオンシップでは2位に入り、五輪代表に内定したものの、本来の走りができないことが多かった。 2大会連続の五輪に向けて「走る前はすごく怖かった」と胸の内を明かした一山。それでも、しっかりと走り抜き、「たくさんの方に応援してもらって、うれしい気持ち。このマラソン走ることができて、ありがたいなっていう気持ち」と目を赤くしながら話していた。
月陸編集部