マスターズ1000の2週間開催 チチパスが「足を引っ張るもの」と批判
【AFP=時事】男子テニスのステファノス・チチパス(Stefanos Tsitsipas、ギリシャ)は7日、マスターズ1000(ATP Masters 1000)シリーズの開催期間が1週間から2週間に拡大されたことについて、選手や大会に悪影響を及ぼしていると訴えた。 【写真特集】コートの外のテニス選手~試合中とは違う表情 マスターズ1000のフォーマット変更に関しては、元世界ランキング1位のアンディ・ロディック(Andy Roddick)氏も先日、「非常にばかげていて、愚かであり、最悪だ」と批判していた。そして、この日はチチパスもそれに同調し、「2週間のマスターズ1000は足を引っ張るものになってしまった」「(プレーの)クオリティーが確実に低下している。選手たちは回復やトレーニングに必要な時間がなく、試合の連続でコート外の激しいトレーニングに励む余裕もない」とX(旧ツイッター)に投稿した。 1週間開催のモンテカルロ・マスターズ(Monte-Carlo Rolex Masters)で通算3度の優勝を誇るチチパスはまた、「スケジュールやクオリティーが実際に改善されるかどうかも分からずに、男子プロテニス協会(ATP)がこのフォーマットに決めたのは皮肉だ」「カレンダーの緩和が目的なら、全ての(マスターズ)1000を2週間に延長するのは動きが逆行している。彼らは壊れてもいないものを直しているように感じるときがある」とつづった。 四大大会(グランドスラム)に次ぐ主要大会に位置づけられているマスターズ1000は、今季から9大会のうち5大会で2週間開催となっており、2025年にはナショナルバンク・オープン(National Bank Open 2025)とシンシナティ・オープン(Cincinnati Open 2025)でも期間の拡大が計画されている。【翻訳編集】 AFPBB News