ダイハツ、一部車種の生産 2月12日から再開へ 不正発覚後初
認証試験での不正をめぐる問題で生産を停止していたダイハツ工業は、来月12日から一部車種の生産を再開すると発表しました。不正の発覚後、生産を再開するのは今回が初めてとなります。 ダイハツ工業は31日、トヨタ自動車向けの「プロボックス」とマツダ向けの「ファミリアバン」の2車種について、来月12日から京都工場での生産を再開すると発表しました。この2車種については、今月19日に国土交通省が安全基準を満たしているとして、出荷停止の指示を解除しています。 ダイハツ工業をめぐっては、昨年12月にすべての工場での生産を停止していて、再開の判断は今回が初めてです。一方、全車種での再開の時期の見通しはたっていないということです。 また、ダイハツをグループに持つトヨタ自動車の豊田章男会長が30日の会見で、各グループ会社を引っ張る“マスタードライバー”を置く方針を示しましたが、これについてダイハツ側は「大変重い話だと思っている。社内できちっと議論をして、発想を出しあい、数ヶ月で決めたい」などと説明しました。