金メダリスト山崎賢人、地元記念二次予選で絶体絶命ピンチに「ヒヤヒヤでした(苦笑)」/佐世保競輪G3
佐世保競輪の「開設74周年記念 九十九島賞争奪戦(G3)」は20日に2日目を開催。二次予選8Rを走った山崎賢人(32歳・長崎=111期)に話を聞いた。 九州勢は山崎に井上昌己-徳永哲人でライン3車。大本線に推されたが、道中は他派の動きに翻ろうされてホームで車を下げる絶体絶命のピンチに見舞われた。とはいえ、脚の違いは段違い。山崎は落ち着き払った巻き返しで前団をみるみると飲み込み、ライン3人で決着した。 「本当は前受けから突っ張りたかったけど、清水(剛志)さんが先切りするのは考えていなかった。ホームではここで引いたら無いかもな…と頭をよぎりました。ヒヤヒヤでした(苦笑)」 山崎を交した井上も「こっちはもちろん、ファンの人もハラハラ、ドキドキしたでしょうね。まあ、よかった」と2車単、3連単いずれも一番人気に応え、胸をなで下ろした。 山崎は「前のレースで(阪本)和也君の落車もあったし、地元の声援もあったのでもっと頑張らないといけないな、って気持ちが入った。変なタイミングで踏んで迷惑をかけそうになったし、準決はそんなことがないように」と地元ファイナルへ向けて気合を入れ直した。(netkeirin特派員)