秋葉原電気街をホンダRC213V-Sで走るMotoGPライダーの中上貴晶

　7月24日、10月初旬に開催される『2024 FIM MotoGP 世界選手権シリーズ 第16戦 MOTUL 日本グランプリ』の開催地であるモビリティリゾートもてぎは、東京都のベルサール秋葉原にて現役MotoGPライダーの中上貴晶を招き、サマーイベント『MotoGP FAN Meets@秋葉原』を開催した。 【写真】夜道雪さん、中上貴晶、中野真矢氏／MotoGP FAN Meets@秋葉原 　MotoGPはサマーブレイクに入り、約1カ月のインターバルがある。イデミツ・ホンダLCRからMotoGPクラスを戦っている中上も帰国しており、MotoGP FAN Meetsに登場した。 　中上はなんと、ホンダのMotoGP参戦マシンRC213Vを一般公道で走行可能な市販車に仕上げた『RC213V-S』に乗り現地入り。着用していたレーシングスーツやヘルメット、ブーツやグローブまでの装備はMotoGPで使用しているものと同様で、秋葉原電気街に驚きの光景が広がった。 　その後、中上と中野真矢氏、夜道雪さんを交えたトークショーで、前戦のドイツGPの振り返りや免許取得は2019年にしていたが、公道デビューは23日からで2日目であること、イデミツのガソリンスタンドでバイクに給油したことなどが語られた。 　次のプログラムのゲーム大会では、MotoGPのゲームを使用してこの日1番速いラップを記録したファンと中上がバトルするなど、ファンの笑顔が多く見られるイベントとなった。 　そのほか、MotoGP日本GPの応援席の先行販売やTシャツの販売、複数のホンダRC211VとRC212Vが展示され、秋葉原駅に近いこともあり多くのファンや通りすがりのバイク好きや外国人まで写真撮影をしていた。 　8月2～4日にはMotoGP後半戦が始まり、第10戦イギリスGPが開催される。後半戦にもホンダはマシンをアップデートするため、中上の活躍が期待できるだろう。 　また、第16戦日本GPの直前にも『MotoGP in Tokyo』のスペシャルイベントが実施される。東京都台東区の金龍山浅草寺の境内で、日本GPでの安全祈願とMotoGPライダーの心願成就を行うというものだ。そちらには複数のMotoGPライダーが来場するため、行ってみてはいかがだろうか。 [オートスポーツweb 2024年07月24日]