プレジデンツカップ 世界選抜の鍵を握る5人のクラブ
木曜開幕の「プレジデンツカップ」(カナダ・ロイヤルモントリオールGC)は、各メンバー12人の米国選抜と世界選抜が4日間にわたり5ラウンドの競技で勝敗を競う。普段のツアー競技と異なり、それぞれが母国のプライドを胸に臨むだけに興味をそそる勝負になる。選手は日曜の最終日に行われる「シングルス」に加え、その前段に2人1組の、ベストボール方式「フォアボール」、オルタネートショットとも呼ばれる「フォアサム」を2ラウンドずつプレーする。 【画像】ウェアはプレジデンツカップ仕様 大会は1994年に始まり、直近の2022年大会は米ノースカロライナ州シャーロットのクエイルホロークラブで開催され、米国選抜が17.5対12.5で勝利するなど、過去14戦の戦績は同選抜が12勝1敗1分けと圧倒的。ただ、昨年にローマ開催の「ライダーカップ」で欧州選抜に敗れた米国選抜は今回もアウェイでの戦いとなる。 ギアの視点から、両チームの鍵を握りそうな選手をピックアップした。後編は世界選抜チーム。
■コーリー・コナーズ ・鍵となるクラブ:ピン ブループリントS(4、5番アイアン)、ピン ブループリントT(6番~PW) ・鍵となるスタッツ: ストロークゲインド:アプローチ・ザ・グリーン(3位)、パーオン率(11位) 何人かのPGAツアーの選手は、統計的にコナーズよりアイアンショットが優れている。厳密に言えば、2人だけで、彼がこの分野でより優位に立つため、キャビティバック型のロングアイアンとブレード型のショートアイアンの複合セットにしている。コナーズのアイアンは世界選抜の重要な武器で、彼は母国カナダのギャラリーを盛り上げ、チームにアドバンテージをもたらすだろう。 「僕はまずヘッドを見下ろした時に心地良く感じたいし、好きな形状であって欲しい。そこで自信を感じられる。気持ち良く使いたいし、必須事項は全部クリアしないといけないんだ。今のアイアンはとてもスクエアで、形がいい。必要な打感の良さも十分だ。2つの見た目と打感は、僕にはパフォーマンスを同じくらい重要なんだ。今のピン ブループリントのセットは気に入っているよ。見た目は最高。打感も最高。意のままに打つことができる。僕のゲームの強みとなっている」