プレジデンツカップ 世界選抜の鍵を握る5人のクラブ
■ジェイソン・デイ ・鍵となるクラブ: テーラーメイド イッツィビッツィ スパイダー リミテッド レッドパター ・鍵となるスタッツ: ストロークゲインド:パッティング(11位) 米国選抜にはシャウフェレの赤いパターがあるが、世界選抜にも赤いパターがある。デイのテーラーメイド イッツィビッツィ スパイダー リミテッド レッドで、彼はここ10年近くバッグから出し入れしながらも、武器としてきた。デイの「プレジデンツカップ」出場は2017年以来で、そのパターは世界選抜には重要な武器となる。 「このスパイダーは、もうかなり長いこと使っている。確か初めは白いやつを使い始めて、その後、黒いやつになり、時の経過と共に変わって行って、今は赤いやつさ。とにかく気に入っている。僕は、パターの地面に対する座りにこだわる。週によって、ボールがフェースからどう転がるか次第で、ロフトとライ角を変えることはできる。それで、いいパットができていると感じられたらいい。そこがポイントだね。特にチーム戦では、いいパットは絶対必要な要素だから。究極的には、均衡を保つ最高の武器。もう随分と長い間、パットの調子はいい。たまにパターを換えることはあったけれど、時が経つと、常にスパイダーに戻ってくるんだ」。
■トム・キム ・鍵となるクラブ: タイトリストT200(4番)、タイトリストT100(5~9番)アイアン ・鍵となるスタッツ: ストロークゲインド:アプローチ(2023年10位)、200~225ヤードのアプローチ(2023年12位)、200ヤード以内のアプローチ(2023年12位) 前回の「プレジデンツカップ」の土曜のフォアボールで、キムは最終ホールで3mのバーディパットを決め、米国選抜のスーパーコンビだったキャントレーとシャウフェレを撃破した。前回大会のハイライトシーンの一つで、そのバーディをお膳立てしたのが4番アイアンの見事なショットだった。 昨年、フェデックスカップを20位で終えたキムは最高のロングアイアンの使い手の一人だった。飛ばし屋ではないだけに、それは特に重要なことだったが、2024年はそこの調子を落とした。もし、キムがロングアイアンのマジックを取り戻すことができれば、大きな期待が膨らむだろう。 「自分のロングアイアンで最も重要なのは、高さを作り出すことだと思います。第二は、それに一貫性を持たせること。ロングアイアンで精度を高めるのは難しいですが、そこを実現できれば他の選手を引き離すことができます。僕はそれに厳しく取り組んできました。飛距離のコントロールと弾道は、特に焦点を当ててきたことで、キャリアを通じてそれに助けられてきたと思います」