「アメリ」黒石奈央子によるビジネスウエア「シス」が9月17日発売 青山商事の起爆剤となるか
2ブランドを業態刷新の起爆剤に
ウィメンズだけでなく、メンズでも2月に新ブランドを発売している。ビームス(BEAMS)の元バイヤー、高田朋佳氏をディレクターに据えた「グービ(GOOVI)」だ。デビュー時は、青山商事の主力ブランド「ザ・スーツ カンパニー」の2倍以上の価格帯に注目が集まったが、欧米のドレスカジュアルに詳しい高田氏が日本の素材に着目し、特別な生地やデザイン、自由に着崩してシルエットを作れるボリューム感などをゼロから製作。そのこだわりが30~40代の新規客やインバウンド客の購入につながり、8月までのカジュアルカテゴリーにおける売上高は同1.3倍を記録した。初となる秋冬シーズンは日本庭園をイメージした上品なベージュやライトグレーをベースに、樹々のグリーンや紅葉のオレンジなどを差し込む。コートは、尾州産のウール生地を使ったピーコートを用意する。「目標通りに推移しており、2シーズン目も手応えを感じている。『シス』と『グービ』を起爆剤にリブランディングの柱としていきたい」と河野事業本部長。