東京都の学童クラブ、長期休みには昼食の提供も 来年度から都独自の認証制度導入
小学生が放課後に利用する「学童クラブ」の質を高めようと、東京都は来年度から独自の認証制度を導入します。運営基準には、長期休み中の昼食の提供や開所時間の延長が盛り込まれました。 東京都は小学生の放課後の居場所である「学童クラブ」を質の高いものにしようと、都独自の認証制度の創設に向けて、有識者らと議論を進めています。 都が公表したとりまとめ案には、都独自の運営基準として、学童クラブを日曜、祝祭日、年末年始を除いて毎日利用できるようにすることや、夏休みなどの長期休みの期間には昼食を提供する仕組みを導入することが盛り込まれました。 また、働く保護者のニーズに応じて、開所時間を延長できるよう努めるべきとの提言もありました。 このほか、受け入れ環境を改善するため、1クラスの定員数について「おおむね40人以下」という国の基準を、都の基準では、より厳しく設定し「おおむね」を除いて「40人以下」とするとしています。 都は質の高い学童クラブを目指すとともに、待機児童が発生している状況を踏まえて、受け皿を確保していきたいとして、来年度早期に運用できるよう、制度の検討を進めていくということです。