元大関魁皇の浅香山親方 ソフトバンク戦始球式でノーバンならずも「気持ちいい」背番号「160」の意味は?
◆ソフトバンク―オリックス(30日、みずほペイペイドーム) 11月10日に初日を迎える大相撲九州場所(福岡市・福岡国際センター)のPRとして、日本相撲協会の同場所担当部長の浅香山親方(52)=元大関魁皇、福岡県直方市出身=が始球式に登場した。 ■デビュー前夜、高まる期待が重なり合って…【写真】 「今の体重」という背番号「160」のソフトバンクのユニホームでマウンドへ。大きな弧を描いてワンバウンドで捕手の甲斐拓也のミットに納まった。 始球式は初体験。「土俵を離れて14年くらいになるから、めちゃくちゃ緊張した。でも投げた後は思ったより気持ちいいね」とご満悦。「始球式なんてやりたくてできることじゃないのに、地元チームの試合でできるなんて、こんなにありがたいことはない」と感激した。そして「引退後はほぼ運動していないから、練習がいい運動になった。これから暇を見つけてキャッチボールをしようかな」と笑みを浮かべた。 この日朝には福岡国際センターの前に場所の開催を告げる御免札も立てられた。今回の九州場所はチケットの売り上げも好調で、1996年以来28年ぶりの全15日間札止め(完売)も見えてきたという。「野球を見に来た皆さんに九州場所のことを知ってもらいたいね」と親方は願っていた。