洗濯乾燥機の乾燥時間が長いです。3時間を超えることもあるので、電気代が心配。衣類乾燥除湿機を買った方がお得ですか?
気温が下がってきて、外干しした洗濯物が乾きにくい季節になってきました。こんなときは洗濯乾燥機を使うと便利ですが、乾燥時間が長いと電気代が心配……。そんな人も多いと思います。 【画像】「ドラム式洗濯乾燥機」と「衣類乾燥除湿機」、どちらがお得に衣類を乾燥できる? 洗濯乾燥機で衣類を乾燥すると、シワが残りやすいというデメリットもあります。そこで、衣類にシワが残りにくく、比較的電気代が安いイメージがある「衣類乾燥除湿機」の購入を検討する人もいるのではないでしょうか。 そこでこの記事では、「ドラム式洗濯乾燥機(ヒートポンプ式)」で衣類を乾燥する場合と、「衣類乾燥除湿機」で衣類を乾燥する場合の電気代を比較します。また、どのようなケースだと「衣類乾燥除湿機を買った方がお得」になるのか、FPが回答します。
洗濯乾燥機と衣類乾燥除湿機の電気代を比較
さっそく、洗濯乾燥機の乾燥時の電気代と、衣類乾燥除湿機の電気代を比較してみましょう。 洗濯乾燥機の電気代 まずは、洗濯乾燥機の電気代です。近年、洗濯乾燥機の主流になってきている「ドラム型ヒートポンプ式」の電気代を見てみます。 1回あたりの電気代は、次の式で求めます。 ・「消費電力量(Wh)」÷1000×「電気料金単価(円/kWh)」=1回あたりの電気代 ここでは、パナソニックの「ななめドラム洗濯乾燥機 NA-LX129DL-W」(洗濯・脱水容量12kg、乾燥容量6kg)を例とします。 製品仕様によると、洗濯乾燥時(標準乾燥モード)の消費電力量は、890Whとなっています。これは洗濯時の電気代68Whも含まれているので、乾燥だけの場合は822Whとなります。 ・822Wh÷1000×31円/kWh=25.48 1回あたりの電気代は約26円となりました。 衣類乾燥除湿機の電気代 次に衣類乾燥除湿機の電気代です。同じくパナソニックの「衣類乾燥除湿機 F-YHX200B」を例とします。製品仕様によると、1回あたりの電気代の目安は、標準で12円となっています(1時間あたり10円、乾燥時間72分)。 洗濯乾燥機の乾燥時の電気代は26円、衣類乾燥除湿機の電気代は12円なので、その差は14円となりました。