〝初老ジャパン〟戸本一真が解説付きで馬術を実演「みんなイチローさんを見に行ってスカスカだろうと…」
東京競馬場で24日、ジャパンC終了後にウイナーズサークル付近で、パリ五輪総合馬術団体で銅メダルを獲得した戸本一真(41)の馬術実演が行われた。〝初老ジャパン〟の一員でありJRA職員でもある戸本がマイクを付けて説明をしながら飛越などを披露。成功するたびに大きな拍手が上がった。 同時刻のパドックでは元メジャーリーガー・イチロー氏と武豊のトークショーが行われていたこともあり、「みんなイチローさんを見に行ってスカスカだろうと思っていたので、(多くの観客がいて)感動しましたね。本当にうれしかったです。裏でこんな(イベントを)やっているときに、こんなに残って馬術を見てくださったというのが。やはり競馬のファンの方って温かいなと思いました」と多くのファンを前に感極まった様子。 「僕個人の目標、希望なのですが、競馬のファンの皆さんがそのまま馬術に興味を持ってくださって、馬事公苑に足を運んでいただいて、馬術の観戦もする。じゃあ、日曜日は競馬場に行って競馬の観戦をする、なんてことが実現したらいいなと思います。それを実現していくのがわれわれJRA職員、馬事公苑職員の使命だと思うので、競馬と馬術がもっと近づいていけばいいなと思います」と唯一無二の立場を生かしてさらなる馬術の普及に力を注ぐことを誓っていた。
東スポ競馬編集部