【バレー】高橋藍、チーム2位の18得点もフルセット負け「課題はあるが強いサントリー作れる」
<大同生命SVリーグ:東京GB3-2サントリー>◇第4節◇第1日◇3日◇東京・有明アリーナ◇観衆1万1563人 昨季Vリーグ男子を制したサントリーサンバーズ大阪が、同7位の東京グレートベアーズ(GB)に2-3のフルセットで敗れ、連勝は2でストップした。今季の通算成績は2勝3敗となった。 日本代表アタッカーの高橋藍(23)は、チーム2位の18得点だった。1-1で迎えた第3セット(S)のセットカウントで、痛烈なバックアタックを披露。最終第5Sも8-8の場面でアタックを決めるなどチームをけん引したが、勝利に結び付けることはできなかった。それでも「課題はあるが、いい雰囲気でできていた。もっともっといいチームは作っていけるし、強いサントリーは作れると思う」と前を向いた。 3季間のイタリアリーグを経て、初めて国内リーグに参戦。開幕から約1カ月、5試合を終え、「日本のディフェンス力は世界トップレベルだな」と痛感する。「自分自身もイタリアで決まったボールが逆に日本では決まらなかったりとか、違う難しさがある」と、守備力のギャップに苦しめられることもあった。この日もアタック決定率は45・7%にとどまったが、「ブロックを使うなどもっとテクニックが求められる」と修正点は明確だ。「新しい経験。またレベルアップでるんじゃないか」と力強く話した。 この日は東京オリンピック(五輪)以来となる有明アリーナでの開催で、プレミアリーグへ移行した06-07年シーズン以降の入場者数では最多となる1万1563人が集まった。東京五輪は無観客で行われたため、この景色を見るのは初めて。「非常に楽しい雰囲気でやれた。これだけたくさんの方々が見に来てくれることは、モチベーションにも繋がる」とかみしめつつ、「もちろん自分たちもいいバレーボールをしないといけない。引き続きこのSVリーグをファンの方々と一緒に盛り上げていきたい」と誓った。 サントリーは4日も同所で東京GBと対戦する。