ベガルタ仙台 昨季J2で16位と低迷も2期連続黒字…板橋社長「補強の予算は確保しつつ経費節減に努める」
J2仙台を運営する株式会社ベガルタ仙台は5日、仙台市内で取締役会を行い、23年度の決算などを発表した。中間決算では2400万円の赤字を予想していたが、1月に行われた取締役会で約3000万円の黒字を見込み、最終的には純利益が約8000万円の黒字となった。 前期比で、入場料収入は5900万円増加した。一方で会社全体での経費削減に加え、昨季16位と低迷した成績から勝利給が結果的に抑制されたこともあり、フロント経費も2300万円減った。期末に入金となったJリーグの助成金やグッズ販売のロイヤリティ収入は3000万円ほど増え、減少するJリーグ配分金やスポンサー収入の減少分を補って、2期連続の単年度黒字を確保した。 24年度は、Jリーグ配分金の更なる減少が見込まれている。板橋秀樹社長(65)は「前期並みの売り上げを確保するため、入場料収入やスポンサー収入の増収に努めていきたい。また、今後の補強のための予算は確保しつつ、経費の節減に努め、最小の経費で最大の効果を生む効率的な経営で、3期連続の黒字決算を目指していきたい」と話した。(山崎 賢人)
報知新聞社