【食洗器選びのポイント】ケチるな危険!キッチンのプロが“細かすぎる解説”でレクチャー
洗い上がりに大きな差が!3カ所あるスプレーアーム《標準装備》
ミーレの食洗機には、水を噴射しながら回転するスプレーアームが上部・中央・下部の3カ所にある点も魅力。他のメーカーの食洗機では下部の1カ所のみのものもありますが、3カ所にあるおかげで、食器を入れた向きによらず、汚れ落ちが圧倒的にいいそうです。 「しかもこのスプレーアームは穴ごとに水を噴射する角度が微妙に違っていて、さまざまな角度から食器を洗浄してくれる優れもの。こういった細かな違いによって洗い上がりに歴然の差が出るということを、知っているのと知らないのとでは、大きく違います。 あと、汚れのひどい鍋などを洗う場合は下段のバスケットに配置し、下段バスケットの洗浄力のみを強化できるオプション機能『インテンスゾーン』も意外と便利ですよ!」(山根さん)
節水のために食洗機を使う、という選択
「きれい好きな日本人のなかには食器を下洗いしてから食洗機に入れる方が多いかもしれません。 でも、ミーレをはじめ、海外製の食洗機では、残菜だけ取って、下洗いはせずにそのまま入れてください、とうたっています。 バターやケチャップ、卵液などがお皿にこびりついていても、そのまま入れて大丈夫!むしろそうでないと、センサーウォッシュやオートコースの場合、汚れを検知するセンサーが“きれいな状態”と判別して、洗浄力を弱めてしまうこともあるんですよ」(山根さん) ミーレはドイツ生まれのブランド。 水が貴重な国ということで、実は、節水したい方向けでもあります。 食器を手洗いすると、水道を出しっぱなしにする時間があるため、どうしても何ℓも水を使うことになってしまいますが、ミーレの食洗機なら、6ℓ程度の水で洗浄することが可能なのです(使用プログラム、汚れの程度、機種によって異なります)。 「水道料金の値上げも続いていますし、手洗いせず食洗機で洗う方が水が少なくて済むなら、節水のために食洗機を使うという選択は魅力的ではないでしょうか。 さらに、細かなことをいうと、食洗機に給水接続するか給湯接続するか、という問題も。給湯設備にもよりますが、給水接続のほうがおすすめです。その方が、洗浄に適した水温や水圧を実現できて汚れ落ちがよい場合があります」(山根さん)