日本代表の新監督に森保氏(全文3完) 「ベテラン選手招集しない」ではない
Q:アジアカップは結果求めるならベテラン招集する?
日刊スポーツ:ありがとうございます。あと、森保監督なんですが、年内にA代表の2試合ずつ、6試合があって、それが終わったらアジアカップがあります。アジアカップっていうのは公式の大会で結果も求められる。でもそういう大きな大会だと、例えば世代交代もタイトルが懸かってるわけですから、より、もしかしたら努力する可能性も高いと思います。もし結果だけを求めるんなら、若手じゃなくてある程度実力、実績のある選手を使ったほうがいいかもしれないんですが、監督はどういうふうに考えてらっしゃるんですか、アジアカップまでのプランを。 森保:いや、まずは、これといった絶対正解はないと思いますし、常に状況を見ながら、把握しながら、どういう形でいったらチームが発展していくんだろうということを考えながら、選手は招集させてもらいたいと思いますし、1回、1回の試合や大会に臨んでいきたいと思います。結果を出すならば実績のある選手ということでアジアカップに臨むとか、もちろん最終的にそうなるかもしれませんし、そうならないかもしれないです。実績があるから勝てるかと言ったら、これもまた答えが出ないときもありますし、若い力とか経験のない選手がそこで大きく成長して勝っていく力になったりとか、そういうことは本当に、私も監督をしていて、意図していろんなことをやりますけど、意図してない結果がいっぱい出ながらそこに対応していき、次につなげていくっていうことが監督として求められることだというふうに思っています。 こうやって私が監督にさせていただいて求められていることは重々承知ですし、承知していますし、できると思っていただけているからこそ、私はこの場にいるわけなので、日本サッカー界の発展のためにトライするところは結果を怖がらずやっていきたいと思います。もちろん全て成功して、全て勝ちたいと思ってやりますけど、いろんなトライをする段階では痛い思いもすることはありますし、失敗もすることがあると思いますけど、そこをびびらずにやっていって、正しいと思うことをやり切って、そこでいろんな評価をしていただくのは、まったく自分の中では問題がないので、そこで道が続いていくのか、道が断たれるのか、それはもうこの世界、プロの世界は当たり前のことなので、次につながる、発展する正しいことを今、やっていくということ、それを実践していきたいと思います。 そういう評価があって、今、僕は、私はこの場にいると思いますので、今までやってきたことをまずはしっかりと実践して、評価していただいて、じゃあそれじゃ駄目だっていうときにはまた違うことを考えながらやっていきたいと思います。 司会:それでは大変申し訳ありませんが、最後の質問とさせてください。前列の女性の方、お願いいたします。