美容家【小林ひろ美さん】の“続けられる”保湿術
小林さんは敏感肌系の乾燥肌。アトピー持ちということや睡眠不足が続いてしまう環境、年齢などさまざまな要素が重なり、しっかり保湿したと思っても日中乾きやすく、赤みやかゆみが出やすいタイプ。 【写真】アナウンサー【直川貴博さん】の“ケチらない”保湿術を見る 美容家 小林ひろ美(こばやしひろみ) 美・ファイン研究所主宰。リバイタライズサロン「クリーム」ディレクター。透明美肌の持ち主、美の目利きとして雑誌、テレビなど様々なメディアで活躍中。海外の美容情報にも精通しており、豊富な美容知識と生活の中から編み出されるユニークかつ効果絶大なメソッドで支持を集める。 小林さんから伺ったのは、手間暇かけずにできる3つの保湿術。その全ての根幹にあるのは「乾かさない、滞らせない」ということ。顔など一部だけを保湿するのではなく、全身まで視野を広げて巡りを意識する。そうすることで、肌が変わる実感を得られて、周囲からも褒められることが増えたそう。今回は保湿と巡りをかなえながらも、多忙でスキンケア時間をしっかり取るのが難しい方や、継続が苦手な方も取り入れやすいアイデアを伝授。
①続けやすい3種の「インバス保湿」で全身に潤いヴェールをまとう
入浴後に全身にクリームを塗ったり保湿したりするのが大切だとはわかっているけれど、面倒で続けるのが難しい。そんな方に知ってほしいのが3種類の「インバス保湿」。その日の状況や気分に応じて、スキンケアにかけられる手間から選択可能な保湿術。 〈1つ目〉 「保湿できる製品で、全身を洗いながら潤す」 シャンプーやボディソープに保湿成分が含まれたものを使用することで、洗うと同時に潤いケアも完了。プラス一手間を加えることなく、全身を保湿することができる。小林さんイチオシは、シルクが配合された、みどりまゆ BODY&HAIR モイストシャンプー。髪・顔・身体に加えてデリケートゾーンまで使用可能なこのソープは、まるでシルクのヴェールをまとったかのような洗い上がり。まずは洗うだけで保湿までかなえてくれるアイテムを取り入れてみるのも良い。 〈2つ目〉 「乳液を溶かしたお湯を浴びる」 腕や脚などにちまちまとクリームを塗るのが億劫なら、浴びてみては? 8分目ほどまでお湯を張った洗面器に、3~4プッシュほど乳液を入れ、手で混ぜ合わせる。少し白濁したら、浴室から出る前に掛け湯をするような感覚でざぶーんと全身にかけるだけ。流しているのか、つけているのかわからない程度でOK。 〈3つ目〉 「塗るオイルの“ボディスーツ”を着る」 浴室内で髪も身体もざっと拭いたあと、全身にオイルを塗布。特に小林さんおすすめ、ハーブサーキュレイトオイルは配合されているハーブによって血液やリンパの巡りを促進。オイルによる保湿はもちろん、入浴によってすでに巡りの良い身体に塗布することで、追い風のように代謝アップに貢献し、ぽかぽかとあたたかなボディスーツを着ているかのような風呂上がりに。 「使う製品を変えたり、乳液を溶かしたお湯を浴びたりなど、取り入れやすいところから始めてみてください。徐々にオイルを塗って保湿することが習慣化して、それが難しい時には洗うだけで保湿してくれる製品に頼ったりするなどバランスを取って、無理なく続けられると良いと思います」