【ソフトバンク】ガチンコ対決? 秋山幸二氏「対戦したい」工藤公康氏「真剣勝負」20周年記念試合
タカのレジェンドが集結する! ソフトバンクホークスの誕生20周年記念「20th アニバーサリースペシャルマッチ」(来年3月23日、みずほペイペイドーム)の記者会見が18日、福岡市内で行われ、秋山幸二氏(62)と工藤公康氏(61)が登壇した。秋山氏はホームユニホームの「白鷹軍」、工藤氏がビジターユニホームの「黒鷹軍」を率いる。球団初となる豪華OB戦を前に、秋山氏は「参加する選手、ファンの方が楽しめるような試合がしたい」と語り、工藤氏は「OB戦とはいえ、真剣勝負です。しっかり戦っていきたい」と気持ちを引き締めた。 【写真】黒鷹軍監督の工藤公康氏と白鷹軍監督の秋山幸二氏 ともにソフトバンクの黄金期を築き上げた2人。秋山氏は09年から14年まで監督を務め、リーグ優勝3度、2度の日本一へと導いた。工藤氏は15年から21年まで指揮を執り、リーグ優勝3度、日本一は5度を数える。かつての名将同士が、再びユニホームに袖を通す。工藤氏は「ほんとにユニホームを着ると、引き締まる思いでいっぱい。勝ちを目的に戦いたい」と闘志を燃やせば、秋山氏も「久しぶりに着て気持ちが引き締まる」と応じた。 ガチンコ対決!? も予告した。監督の立場だが、選手として出場する可能性もある。秋山氏は「むちを打って、何とか出たい。一緒にバッターとピッチャーで(工藤氏と)対戦したいですね」と熱望。工藤氏は「ワンポイントだったら。しっかり変化球も含めて投げて。しっかり練習していきたい」と火花を散らした。 出場選手の一部も発表され、城島健司氏、新垣渚氏、摂津正氏、松田宣浩氏が名を連ねた。チーム分けは来年1月10日に実施予定で、出場表明した選手をドラフト制で振り分ける。工藤氏は「若い、動ける子から順番に取っていきたい」とニヤリ。試合は5イニングを予定。1日限定の特別な一戦で、ホークスの25年は幕を開ける。【佐藤究】 ◆現役時代の秋山VS工藤 西武時代に同僚だった秋山と工藤は、94年の秋山のダイエーへのトレードにより敵と味方に分かれた。同年22打数4安打で打率1割8分2厘、8三振と工藤に軍配が上がった。初対戦の4月12日は2三振の後、6回に四球を選んだ秋山を工藤がけん制で刺すというおまけ付き。6月12日に秋山が本塁打を放って意地を見せたが、これが唯一の打点となった。工藤は翌95年にFAでダイエーに加わり、2人は再びチームメートとなった。 ▽ソフトバンク小久保監督「OB戦を開催されること誇りに思います。今回のOB戦はかつての名選手が勢ぞろいします。私はオープン戦のため参加できませんが、往年のスタープレーヤーとともに最高の時間を過ごしてください」 ○…王貞治球団会長(84)がOB戦の特別アンバサダーに就任した。記者会見にビデオ出演し「2025年にソフトバンクホークスは誕生20周年を迎えます。20年を記念して、それぞれの歴史の中で躍動した選手たちが集まってOB戦を開催することになりました。みなさんの頭の中に残っている選手たちの勇姿を重ねて、ぜひ見ていただきたいと思います」と画面越しに約1分間、熱く語りかけた。 ○…ソフトバンクホークス誕生20周年を記念して開催されるOB戦のチケットは、21日の午前11時よりホークス公式チケットサイト「タカチケット」で先行先着順にて販売される。またこの日から、ホークス公式オンラインストアで秋山氏、工藤氏のレプリカユニホームを受注販売すると球団が発表した。受注期間は来年1月27日の午後1時まで。