毎日毎日暑いです。こんなに気温が高いと「冷蔵庫の電気代」が心配です。少しでも消費電力を抑えて電気代を安くする方法はありますか?
夏などの気温が高い時期は、冷蔵庫が食品や飲料を冷やすための消費電力が大きくなります。それに伴い、電気代が上がってしまうのではと心配している人も多いでしょう。そこで本記事では、冷蔵庫の消費電力を抑えて電気代を節約するためのポイントを紹介します。 ▼エアコンを「24時間」つけっぱなしだと、電気代はいくらかかる? 1ヶ月の電気代を試算
冷蔵庫の消費電力を抑えて電気代を節約する方法
以下で、冷蔵庫の消費電力を抑え、電気代を節約するためのポイントを紹介します。 ■冷蔵室に食品を詰め込み過ぎない まとめ買いをして多くの食品を冷蔵室に詰め込み過ぎると、消費電力が大きくなってしまうため注意しましょう。 食品や飲料をすき間なく入れてしまうと、冷蔵室内全体に冷気が十分に行きわたりにくくなり、冷蔵の効率が低下してしまいます。消費電力が増え電気代が上がる原因になってしまうでしょう。冷蔵室内は、すき間を空けてものを置くことを意識して整理しましょう。 ■開閉回数を減らす 冷蔵庫の開閉回数を減らすことも、節電につながります。冷蔵庫のドアを開けると、そのたびに冷気が外へ逃げてしまいます。開閉回数が多いほど冷気が逃げやすくなり、冷蔵室内を冷やすために電力を消費しやすくなってしまうでしょう。 そのため、開閉回数を減らして電力消費を抑えることが大切です。子どもなど家族が何度も冷蔵庫を開け閉めしているようであれば、必要なものはまとめて取り出すよう伝えておきましょう。 ■設定温度を「強」にしない 冷蔵庫の設定温度は手動でも調整できるようになっており、「強」になっている場合は「中」や「弱」に変更しましょう。設定温度が強になっていると、中や弱よりも消費電力が大きくなってしまうため注意が必要です。冬場は弱、夏場は中を利用するだけでも節電対策になります。 ■冷凍室には多めに食品を入れる 先述したように、冷蔵室にはものを詰め込み過ぎないほうがよいですが、冷凍室は反対に多めに食品や飲料を入れておきましょう。冷凍室内では凍った食品が保冷材代わりになり、ほかの食品を冷やしてくれるため、多く入れていたほうが冷えやすくなり節電対策になります。購入した食品や作り置き、保冷材などを整理整頓して、すき間なく冷やしましょう。 ■パッキンが傷んでいないか確認する 冷蔵庫のドアに付いているパッキンが傷んでいると、すき間から冷気が漏れ、消費電力を上げてしまうおそれがあります。パッキンは経年劣化により傷みが生じるため、いつのまにかすき間ができてしまい、冷気が外に逃げてしまいます。 使用年数が長い冷蔵庫はパッキンを確認し、傷みが生じていたり、閉じていても冷たい空気が漏れていたりするようであれば交換しましょう。ドアに紙をはさんですぐに落ちてしまうようであれば、パッキンの替え時と考えられます。 ■温かい食品は熱が冷えてから入れる 多めに作った料理を冷蔵庫や冷凍庫に入れて、作り置きとして保存している人も多いでしょう。冷蔵庫内に調理したものをしまう際は、熱を十分に冷ましてからにしてください。食品の温度が高いまま冷蔵庫内に入れてしまうと庫内の温度が上昇し、冷やすために大きな電力を消費してしまいます。 また、ほかの食品の温度が上昇し、鮮度にも影響を及ぼしてしまうでしょう。電気代を節約するためにも。室温で放置したり、保冷剤や氷で粗熱を取ったりしてから冷蔵庫に保管するのがおすすめです。 ■壁から少しすき間を空けて設置する 冷蔵庫を購入して設置する際、本体周辺に適度なすき間を空けておくことも節電対策につながります。また、直射日光のあたる場所やガスコンロを始めとした熱源の近くに置くのも避けましょう。 冷蔵庫の放熱スペースを確保しておくことで消費電力が抑えられ、電気代の節約につながります。必要な放熱スペースは冷蔵庫の種類によって異なるため、購入時は各メーカーのカタログで必要な放熱スペースの広さを確認しましょう。
冷蔵庫の消費電力を抑えて電気代を節約しよう
夏などで気温が高くなると、冷蔵庫の消費電力が高くなりがちですが、ちょっとした工夫で電気代の節約は可能です。今回紹介したポイントを押さえて毎日実践することで、消費電力を抑え電気代の節約につながるので、ぜひ実行してみてください。 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部