【高校野球】大阪桐蔭・西谷監督「本気で日本一目指し、大阪に優勝旗を持って帰る」 近畿各地区の代表校が決定!大阪桐蔭・報徳学園・滋賀学園・京都国際・智弁学園・智弁和歌山が甲子園切符つかむ
春のセンバツ大会、登板する機会がなく敗れた報徳学園戦の後、「夏は絶対に自分の力で(地方大会を勝ち抜いて)この舞台に戻ってくる」と話していた期待の2年生右腕が大事な試合を1人で投げ抜いて、138球、15奪三振の熱投で見事、チームを甲子園に導きました。 試合後、「今日で大阪の代表にならせていただいたので、本気の本気で、日本一を目指して、大阪に優勝旗を持って帰ってきたいと思います」と力強く語った西谷浩一監督。日本一を目指す最強の挑戦者・大阪桐蔭が、今年の夏の甲子園に戻ってきます。
滋賀学園が綾羽を完封!15年ぶり優勝
そのほかの近畿各地区の大会、7月27日(土)に行われた滋賀大会決勝では、滋賀学園の脇本耀士投手が好投、準決勝で近江投手陣を打ち崩した綾羽を寄せ付けず5対0と完封勝利。滋賀学園を15年ぶりの優勝に導きました。 センバツ大会に出場した2校の対決となった京都の決勝では、春の近畿大会を制した京都国際が、序盤から京都外大西の好投手・田中遥音選手を攻略、2回までに8点を奪って試合の流れを決定づけました。後半にも得点を加えた京都国際、このリードをエース中崎琉生投手が落ち着いて守り抜いて14対3と勝利して、2年ぶり3回目の夏の甲子園大会出場を決めました。 奈良では、準々決勝でライバル天理に競り勝った智辯学園が、前半は、直実に得点を積み重ねて5対0とリードを奪います。しかし、後半に入ると奈良大付が反撃。6回に、4本ヒットを集めて3点を返すと、8回にもタイムリー内野安打で1点を返して5対4と1点差に詰め寄ります。粘る奈良大付は9回、代打攻勢を試みますが、あと一歩及びませんでした。エース田近楓雅投手が10安打も許しながらも、粘り強く投げ切った智辯学園が、2年連続22回目の優勝を果たしました。
最後まで目が離せない好ゲームの末…智弁和歌山が2年ぶり甲子園切符
29日(月)、近畿の最後に行われた和歌山大会決勝は、最後の最後まで目が離せない好ゲームとなります。智弁和歌山が、2年生エース渡辺颯人投手の力投で近大新宮打線を抑え込むと、2005年の創部以来初めての決勝進出を果たした近大新宮は、智弁和歌山の各バッターが一巡するごとに投手を交替。5回まで強打の智弁和歌山を無得点に抑え込みます。しかし、3人目の小田島一晃投手が6回に1点を許すと、7回8回には、決勝までの快進撃を支えてきた4人目の西田悠朔投手が攻略されてさらに3失点。4対0とされて勝負は決したかに見えました。