車の「乗り潰し」と「買い替え」どっちがお得? コスパやメリット・デメリットを比較
乗り潰しと買い替えのおすすめケース
ここでは、具体的に乗り潰した方が良いケースと買い替えた方が良いケースをご紹介します。 ▽乗り潰しがおすすめなケース ・できるだけ車にかける費用を抑えたい ・車を買い替える特別な理由がない ・すでに愛車の市場価値が殆どない 車は最初に払う車両価格が高いので、理由なしの買い替えはお勧めしません。また、すでに愛車の価値が下がっているなら、乗り潰した方がより費用を安く抑えられる可能性が高いです。 ただし、ガソリン車では新車登録から13年、ディーゼル車では11年で税金の重課があります。税金やその他の整備費用が高くなるなら売却の相談をしてみましょう。 ▽買い替えがおすすめなケース ・家族が増えた/減った ・引っ越して駐車スペースが狭くなった ・自身の老化などにより事故が心配 ・維持費が家計を圧迫している 家族の増減や引越しなど、ライフスタイルの変化は車を見直すべきタイミングです。子どもの誕生で車が狭くなる場合だけでなく、子どもが自立した場合も検討の対象です。小さな車に乗り換えることで、維持費を抑えられるかもしれません。 また「安全装備の充実した車がいい」「どうにも維持費が高くなってきた」という場合も、買い替えを検討すると良いでしょう。
愛車を高く売るポイントは?
車の買い替えでは、次の車を安く買うことに注力しがち。ここでは、愛車を高く売るためのポイントを3つご紹介します。 ▽ポイント(1)下取りでなく買取にする 新車の購入時は、ディーラーで下取りをしてもらうことが多いです。しかし一般に、買取の方が高値で売却できる傾向があります。 下取りでは顧客の関心が新しい車の値段に向き、下取り価格の交渉になることが少ないです。他店と比較されることも少なく、結果として査定額が低くなる傾向があります。一方、買取では顧客の関心が査定額に向いており、下取りに比べて比較されやすいので、査定額が高くなりやすいです。 ▽ポイント(2)タイミングを見極める 中古車の価値は、需要と供給のバランスで決まります。たとえば年度末は中古車の需要が高まる時期なので、他の時期と比べて査定額も高くなりやすいです。 また、車はモデルチェンジして型落ちすると、相場価格が下がります。そのため「モデルチェンジ前に売る」などタイミングに気を付けると、高く売りやすいです。 【年式や走行距離が大台に乗る前もポイント】 人はキリの良い数字に敏感なため、7年落ちや10年落ち、7万キロや10万キロといった大台に乗る前に売却した方が、似たような数字でも、少しでも高く売れる傾向があります。 ▽ポイント(3)車両は少しでもキレイに 当然ながら、大切に扱われており、状態の良い車両の方が少しでも高く売れる可能性が上がります。愛車の査定時は、洗車や車内の掃除、場合によっては消臭・脱臭も行いましょう。また、小さなキズも自分で消しておくと良いでしょう。以下の記事では、愛車を高く売るためのポイントを細かく解説しています。 【関連記事】車を売るおすすめの時期とは?車を高く売るための方法
どんな車もまずは査定に出してみて
乗り潰しでも買い替えでも、車を手放そうと思ったら査定に出すことをお勧めします。愛車の現在の価値が分かりますし、「売れないだろう」と思っている車両でも売値が付く可能性があるからです。 ガリバーの無料査定について見る ◇ ◇ 【監修】中古車のガリバーが運営・クルマのギモンにこたえるサイト「norico」編集長・村田創 中古車のガリバーに勤務して20年以上のベテランが車の知識をわかりやすく解説します。車のことは、多くのメーカーを横断して取り扱うガリバーにぜひ聞いてください。「車ってたのしい!」を感じてほしいと思っています! (まいどなニュース/norico)
まいどなニュース