【サマーチャンピオン】兵庫の実力馬タイガーインディが虎視眈々 鞍上の広瀬航も一発に意気込む
[JpnⅢサマーチャンピオン=2024年9月1日(日曜)3歳上、佐賀競馬場・ダート1400メートル] タイガーインディ(牡7・兵庫=保利良平厩舎) 父シニスターミニスター 母モンターニュドール 母の父ヘネシー 全国的にダートグレード競走はJRA勢が圧倒的な強さを見せつけており、今年で24回目を迎えるもサマーチャンピオンもJRA勢が20勝と猛威を振るっている。しかし、2018年にエイシンバランサー(新子雅)が快勝。22年にはコウエイアンカ(保利平)が2着に奮闘しており、地方勢では兵庫県所属馬の健闘が目を引く。そして、今年は2年前のリベンジに燃える保利平師が秘蔵っ子タイガーインディを送り込んできた。 今年に入って重賞を4戦して3勝の荒稼ぎだが、中身の濃さでいえば3着に敗れた3走前のJpnⅢ黒船賞が一番かもしれない。交流重賞でも通用することを証明したのは大きい。JRA在籍時はオープンまで出世し、掲示板にも載ったことがある実力馬。交流重賞でも通用する下地は十分あり、現在の充実ぶりならば、ぶっこ抜いてしまう可能性すら感じさせる。 オグリキャップ記念を勝った後は迷うことなくここ一本の調整。つきっきりで稽古をつける広瀬航も「暑さの影響もなく、ここへきてピッチは上がってます。実績に関係なくJRAの馬は強いけど、使うからには狙っていきたいですね。置かれると厳しくなるので中団で脚をためる競馬ができれば」と一発を狙っている。
東スポ競馬編集部