ルメール騎手にかかる秋の記録 秋G1全制覇へ、13回の騎乗で意外にも勝っていないレースは
クリストフ・ルメール騎手は9月16日のセントライト記念・G2で初コンビのアーバンシック(牡3歳、美浦・武井亮厩舎、父スワーヴリチャード)を重賞初勝利に導いた。京成杯オータムH(アスコリピチェーノ)に続く2週連続の重賞勝利で、秋競馬に入ってエンジン全開。現在120勝で全国リーディング1位を快走しており、秋も数々の記録達成が期待される。 【動画】ルメール騎手語った!ペリエ騎手引退理由、プライベートなど JRA・G1勝利数記録…スプリンターズSを勝てば歴代単独最多の3勝目。秋華賞を勝てば武豊騎手、岩田康誠騎手と並ぶ最多タイ3勝目。エリザベス女王杯を勝てば武豊騎手と並ぶ最多タイ4勝目。ジャパンCを勝てば、歴代単独最多の5勝目。阪神JFを勝てば、福永祐一元騎手(現調教師)と並んで最多タイの3勝目。有馬記念を勝てば池添謙一騎手、武豊騎手と並ぶ最多タイ4勝目。ホープフルSを勝てば、G1昇格後では歴代単独最多2勝目となる。 クラシック競走勝利記録…菊花賞を勝てばクラシック12勝目で、福永祐一元騎手と並んで2位タイ。なお、最多は武豊騎手で22勝を挙げている。 2歳G1完全制覇…秋のG1で唯一勝っていないのが朝日杯FS。勝てば福永祐一元騎手、ミルコ・デムーロ騎手、川田将雅騎手に続く史上4人目の2歳G1完全制覇となる。なお、他の2歳G1で阪神JFでは2勝(15年メジャーエンブレム、16年ソウルスターリング)、G1昇格後のホープフルSは1勝(23年レガレイラ)。これまで朝日杯FSは13回騎乗し、08年のフィフスペトルの2着が最高着順。ちなみに勝てば秋G1は全制覇(春のG1は高松宮記念、大阪杯が未勝利)となる。 通算勝利数…16日までJRA通算1918勝で、藤田伸二元騎手と並ぶ歴代10位タイ。あと1勝して1919勝とすれば、単独10位となる。
報知新聞社