「自公過半数割れ」になったときに、石破首相が“政権維持のため”繰り出す「意外すぎる一手」3つの想定シナリオ
「何もしない首相」のレッテルを貼られる前に存在感を示すべき
党内基盤が脆弱な石破氏は10月4日の所信表明演説で持論をことごとく封印したが、安定した長期政権を築いても実現できないのであれば、失望が一気に広がる可能性は高まる。いずれかの時点で「何もしない首相」とのレッテルを貼られ、支持率急落に悩まされることになるだろう。 石破首相は数々の政策を並べるものの、その実行力についてはいまだ疑問符がついている。これまでカラーを封印してきた分、首相として何をするのか国民に早期に提示することが求められる。 10月27日投開票の衆院選で、石破氏は予想を上回る議席を獲得できるのか。それとも、野党が躍進を果たすのか。首相就任から戦後最短で解散総選挙に踏み切った石破氏の運命は、わずか1カ月で180度も変わることになりそうだ。
佐藤健太