【陸上】サニブラウン パリ五輪で「メダルを取りたい」セイコーゴールデンGPで内定狙う
男子100mで世界選手権2大会連続入賞を果たしているサニブラウン・アブデル・ハキーム(東レ)が都内で会見を開いた。 男子4×100mR日本がパリ五輪へ「もっと良いバトンができれば、金メダルも狙える」/世界リレー この日はサポートを受ける東レとプーマがサニブラウンの意見を取り入れながら共同開発したウエアを発表。会見の後には今季のこれまでの振り返りと、パリ五輪に向けて意気込みを語った。 今年は5年ぶりに室内60mから出場。「100mを見据えてレースを組み立てていけるように」というテーマで臨み、自己タイ(6秒54)をマークするなど好調ぶりを見せていた。 屋外シーズンでも2レース連続で10秒0台。昨年のブダペスト世界選手権入賞のため参加標準記録(10秒00)を突破すれば代表に即内定するが、そこにはわずか届かず。それでも、「うまくいっている部分も、まだまだな部分もありますが、今年は例年に比べても調子が上がっていますし、練習の手応えがつかめています」と感触は良好だ。 参加標準記録は「遅かれ早かれ出ると思う」と焦りはないが、週末(5月19日)には昨年の日本選手権以来の国内レースとなるセイコーゴールデングランプリ(国立競技場)に出場予定で、「(参加標準記録を)突破したい」と見据えている。 22年オレゴン、23年ブダペストと世界選手権100mでファイナルに残ったものの、「22年は身体的に限界、23年はメンタル面で不完全燃焼。本当に悔しかった」と振り返り、「満足した結果で終えたり。メダルを取りたい」と気持ちを高めている。 心強いアイテムとなるのが高機能素材を採用したウエアの「HSB DAWN コレクション」だ。通気性などはもちろん、サニブラウンがこだわりのUVカットも実現し、「デザインも何度もプーマさんと話し合いながら作っていただいた。動いた時に制限がないですし、毎日、集中して練習できています」と満足した様子だった。
月陸編集部