友人の結婚式で「和装」を指定されたのに、何も費用を負担してくれません。少し非常識ではないですか?
◆そもそも和装のドレスコード指定は難しい?
そもそも前提として、和装のドレスコードを指定するのはハードルが高いです。ゲスト自身が好んで和装で着るのは別ですが、新郎新婦側で指定するのは避けるべきではないでしょうか。もしゲストにお願いすることを考えるなら、事前に「着付け代はこちらで負担いたします」と費用の負担を申し出るようにするべきです。金額は相場の1万円、または着付け代の全額を負担しなくても5千円程度を渡すとよいでしょう。 また、ゲストへ費用を渡すときは、「結び切り」または「あわじ結び」のついた祝儀袋よりも一回り小さいポチ袋に「寿」「御礼」とし、受付からゲストにお金を手渡ししてもらうようにしましょう。また、和装で来るゲストのために、着付け室や更衣室があることを確認しておくのを忘れないように。 何より、着物で式を華やかにしてくれたゲストの心遣いに、感謝の気持ちをしっかりと伝えるのを忘れないようにしましょう。 この記事の筆者:中山 みゆき All About がオープンした当初から3年半、前ガイドの夫と共に冠婚葬祭についての情報発信に積極的に関わる。現在は、その知識を生かして冠婚葬祭関連のアドバイス活動を重ね、「思いやり」の心を大切にした情報を発信し続けています。
中山 みゆき