【ヤクルト】矢崎が入団会見「やるのは野球で変わらない」背番号は同じ41「サインを書くときに変わらないので良かった」と矢崎節
■プロ野球 現役ドラフトで広島からヤクルトに移籍した矢崎拓也投手(29)が都内の球団事務所で入団会見を行い「まず最初に8年間広島の監督スタッフコーチ選手同僚、ファンの皆様にこの場を借りて感謝を申し上げたい。貴重なご縁をいただいたヤクルトスワローズで全力を尽くしたい」と意気込みを見せ「ヤクルトの優勝、日本一に貢献できるように、数字的なものは考えていない。言われたところで自分のベストを尽くすことができれば」と表情を引き締めた。今季は26試合、1勝1敗、10ホールド、防御率3.60だった。 背番号は広島時代と同じ「41」で「サインを書くときに変わらず、慣れ親しんでいますのでと良かったなと」と矢崎節で表情を緩ませた。 ヤクルトの印象には「よく打たれたな、と。長打力のあるバッターが多い、イメージでそのバッターと対戦しないのも嬉しいと」とここでも矢崎らしさを見せた。 現役ドラフトでの移籍に関しては「ひとつの球団で野球を終えてしまう人が大半なので...それが新しいチームでチャンスをもらえる事自体がありがたい、フラットに見てもらえたりとか良いことかと思います」と冷静に分析し「与えられた場所でベストを自分の尽くし、やるのは野球なのでベストパフォーマンスできるように準備していきます」と自身の役割を全うさせる決意を見せた。 矢崎は16年・ドラフト1位で慶応大から広島に入団。ルーキーイヤーのプロ初登板となった17年4月7日・ヤクルト戦(マツダ)で9回1死までノーヒットノーランに抑え、バレンティンに安打を許した。だが8回1/3を投げ2安打、7四死球、7奪三振の1失点(自責1)ではプロ初登板・初勝利を飾った。 だが1年目は1勝に終わり18年は登板がなし。19~21年の3シーズンで15試合のみだが22年に覚醒し入団後初めての開幕1軍入りを果たすと救援で47試合で2勝0敗、17ホールド、1セーブに防御率1.82と好成績を残した。 23年は4月末に守護神・栗林が離脱後はクローザーを務め54試合に登板し4勝2敗、10ホールド、チーム最多24セーブ、防御率2.81と2年連続で救援での地位を築く。今季は開幕から好調をキープするも6月に入り調子を落とし、7月21日・阪神戦(甲子園)で5安打6失点(自責6)と大炎上し、その後は1軍へ昇格がないまま終わった。