ガウフと鄭が決勝進出 WTAファイナルズ
【AFP=時事】女子テニスのシーズン最終戦、WTAファイナルズ(2024 WTA Finals)は8日、サウジアラビア・リヤドでシングルスの準決勝2試合が行われ、大会第3シードのココ・ガウフ(Coco Gauff、米国)と第7シードの鄭欽文(Zheng Qinwen、中国)がそれぞれ勝利を収め、決勝進出を決めた。 【写真11枚】準決勝に臨むガウフ、鄭欽文ら 現在20歳のガウフは第1シードのアリーナ・サバレンカ(Aryna Sabalenka)を7-6(7-4)、6-3で撃破し、2010年大会のキャロライン・ウォズニアッキ(Caroline Wozniacki、デンマーク)に次ぐ年少記録で決勝に駒を進めた。 2023年の全米オープン(US Open Tennis Championships 2024)女王であるガウフはこの日、安定感で上回ると、相手のブレークポイントを13本中9本しのぐなどし、サバレンカ戦の戦績も通算5勝4敗に更新。試合後には「きょうの戦いぶりに満足している。アリーナが相手のときは、いつだってタフな試合になることは分かっている。彼女が世界1位であるには理由がある」とコメントした。 一方、パリ五輪金メダリストで現在22歳の鄭は、今年のウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2024)女王で第8シードのバルボラ・クレイチコバ(Barbora Krejcikova、チェコ)を6-3、7-5で下し、大会初出場にして決勝の大舞台に到達。試合後のインタビューでは、「初めてのWTAファイナルズだから本当に特別な気持ちだし、決勝に進めたなんて信じられない。彼女(クレイチコバ)は本当に良い選手で、きょうは良い試合になった」と語った。 ガウフと鄭は今年のイタリア国際(Internazionali BNL d'Italia 2024)で唯一対戦しており、このときはガウフが勝利している。9日の決勝では両者の年齢が合計42年271日となり、WTAファイナルズのファイナリスト2人としては、2004年大会のマリア・シャラポワ(Maria Sharapova)とセレーナ・ウィリアムス(Serena Williams、米国)に次ぐ若さとなった。 鄭が初出場にしてWTAファイナルズを制すれば、2019年大会のアシュリー・バーティ(Ashleigh Barty、オーストラリア)以来の快挙となる。また、1972年の大会創設以降決勝に到達したアジア人選手は、2013年の李娜(Li Na)以来これで2人目となった。【翻訳編集】 AFPBB News