クボタ、本社をグラングリーン大阪に移転へ 難波から令和8年5月 他社との連携に好立地
クボタは22日、令和8年5月に大阪市浪速区の本社をJR大阪駅北側の「うめきた2期(グラングリーン大阪)」内のオフィスビルに移転すると発表した。築50年になる現本社の老朽化が進んでいることに加え、企業や研究機関が集積するグラングリーン大阪の立地の良さを生かしてそれらの企業などとの連携強化を促進するため移転を決めた。 現本社は複合商業施設「なんばパークス」にほど近い難波の商業エリアに位置し、グループ従業員約2700人が勤務している。令和3年から建て替えも含めた検討を行っていたが、建設費の高騰などもありテナントとして移転することを決めた。 移転先はオフィスビル「グラングリーン大阪パークタワー」の15~19階。クボタがオフィスとして占める部分の面積は現本社に比べ狭くなるが、1フロア当たりの面積は約5・5倍となるため効率的な運用が可能になる。JR大阪駅と直結するため、従業員の利便性も向上する。 グラングリーン大阪は今年9月に先行まちびらきが行われ、7年春ごろ、オフィスや商業施設、MICE(マイス)施設がオープンする。