ヒーローインタビューを受けるモイネロ（撮影・穴井友梨）

　◆オリックス1―10ソフトバンク（14日、京セラドーム大阪） 　ソフトバンクのモイネロにとって〝リフレッシュ休暇〟は効果絶大だったようだ。11日ぶりの先発でオリックス打線を4回まで無安打に抑え、三塁すら踏ませず6回2安打無失点。打線も先発全員の11安打10得点で応えた。「球数が少ないうちに降ろして1週間後に備えようという判断」。小久保監督が87球と余力たっぷりの状態でモイネロを降板させたのも、最終盤をにらんでのものだ。 ■どうしてこんな格好に…甲斐拓也ののけぞりハイタッチ【写真】 　昨季までの7年間で306試合登板。2020年に最優秀中継ぎ投手のタイトルも獲得した左腕は、今季から先発に本格転向。タフなはずの28歳が珍しく大崩れしたのが9月3日の日本ハム戦。初回に万波中正の先頭打者弾を含む4安打、3四死球の大乱調で5失点。結局3回6失点でKOされた。その後は再調整。「体を休ませるのがメインだったが、筋肉が落ちてきたと思うのでウエートトレもした」。今回最速152キロをマークして11勝目。防御率も1.89に好転させ、リーグトップをキープ中だ。 　「きょうは感覚が良かったので、次につながると思う」。〝復調〟の手応えをモイネロが強調すれば、倉野投手コーチも「もう一段階、状態が上がるんじゃないかと思っています」。チームは5連勝で優勝へのマジックナンバーは「8」。ラストスパートへ、元気になって戻ってきたモイネロの存在は実に心強い。 【#OTTOホークス情報】 【おすすめ記事　小久保監督一問一答完全版】 「シルエットがほっそりして」【▼小久保監督一問一答完全版は下記関連リンクから▼】から