【二十四節気】12月7日「大雪」この時期にすべきことって? 見頃の花、旬の食材まで
「大雪」になると雪が降る日が増え、積もることも
12月7日(土)は「二十四節気(にじゅうしせっき)」の「大雪(しょうせつ)」です。今回は大雪とはどんな季節かを解説しつつ、旬の食べものや見頃の花などを紹介します。 【画像】【二十四節気】12月7日「大雪」ってどんな日? 「二十四節気(にじゅうしせっき)」は、古代中国で農業のために季節の移り変わりを的確に把握するために生まれた暦です。春分を起点に1年を24分割し、それぞれの節気に季節を表す言葉が付けられています。日本には飛鳥時代に伝わったとされています。 「大雪(たいせつ)」は二十四節気の一つ。春分から数えて第21番目の節気で、季節は冬です。“大きな雪”と書くとおり、この頃になると雪が降る日が増え、積もることもあります。シベリア大陸から寒気が南下することで日本海側には降雪を、太平洋側に乾燥した冷たい風をもたらし、本格的な冬へと突入したことを感じるでしょう。大雪の期間は12月20日(金)までですが、その次は1年中で昼の時間が最も短く、夜の時間が最も長くなる「冬至(とうじ)」です。
12月13日からお正月の準備をスタート
大雪の代表的な行事は、12月13日(金)の「正月事始め(しょうがつことはじめ)」です。地域によって異なりますが、一般的にこの日から新しい年に福をもたらす年神様をお迎えするための準備を始めます。旧暦の12月13日は「鬼宿日(きしゅくにち・きしゅくび)」という吉日で、鬼が家から外出しない日のため婚礼以外のことなら何をしてもうまくいくとされる日。縁起が良いため、新年の準備をこの日から始めるようになったようです。 正月事始めで具体的にやることは大掃除です。この日は全国の神社仏閣では、「煤払い(すすはらい)」と呼ばれる大掃除が行われます。煤払いには単に掃除をするという意味だけでなく、空間をお清めする意味もあります。 家庭で煤払いを行う際は、まずは神棚を掃除してから、台所、各部屋の順番で行います。掃除道具は、藁や葉を笹竹の先に付け「清め竹」を作って行うのが良いとされていますが、笹竹や藁が手に入らず、手作りするのが難しいことも多いでしょう。そんな時は、新調した掃除道具を使ってください。プラスチックや金属が使われているものは避け、天然素材で作られたものを選ぶといいでしょう。煤払いで使用した清め竹や掃除道具はすぐに処分せず、小正月のお焚き上げの際にお焚き上げをしてもらうのがおすすめです。煤払いが終わったら、門松やしめ飾り、鏡餅などの正月飾りの準備、お正月用のおせち調理やお屠蘇の準備も忘れずに行いましょう。