【UFC】朝倉海が急遽タイ合宿入り「直近で試合が決まるかも」「大きな勝負になる。絶対勝ってステップアップしたい。死ぬ気で1カ月間頑張る」
◆タイに行けば対戦相手と同じような選手がたくさんいる
同ジムは、プーケットでタイガームエタイに並ぶメガジム。そのタイガームエタイのヘッドコーチから独立したジョージ&フランクヒックマン兄弟が起ち上げ、UFCのジョン・ジョーンズ、RIZINのクレベル・コイケ、未来らがファイトキャンプを張ったことで知られる。 今回はビリーとヒックマン兄弟らとの関係から、バンタオ合宿案が挙がり、同ジムは今後、JTTと協力関係になることで、JTT所属選手がフリーで使用できるようになるという。 そして今回、「タイに行けばたくさん同じような選手がいる」という朝倉海の対戦相手は誰になるか。 フライ級で5位にランクされる平良達郎の場合は、ランカーとの対戦が組まれたのはUFC5戦目だった。そのときも15位のダビッド・ドボジャークの都合により、試合がキャンセル。平良はノーランカーのカルロス・ヘルナンデスと対戦し、TKO勝ちしたことで、6戦目で当時5位のアレックス・ペレスとの対戦に漕ぎつけている。 第3代&第6代RIZINバンタム級王者の朝倉海は現時点で、UFCフライ級(125ポンド/56.7kg)とバンタム級(135ポンド/61.2kg)のどちらで戦うかは明言していないが、フライ級での試合となれば、2017年6月の『ROAD FC 039』でのムン・ジェフン戦(3R KO負け)以来となる。 その後、海は59.0kg契約でマネル・ケイプ、トップノイに判定勝ちし、2018年12月にバンタム級でムン・ジェフンにリベンジ。以降は、バンタム級で戦ってきた。 一方で、朝倉海と1勝1敗のケイプは、UFCでは階級を下げてフライ級で参戦。デビュー戦で当時5位で現王者のパントージャといきなり対戦し、判定負け。2戦目も緊急参戦でマテウス・ニコラウにスプリット判定で惜敗しているが、3戦目以降はフライ級にフィットし、4連勝。2024年7月の前戦で6位のムハンマド・モカエフと接戦を繰り広げている(判定負け)。 本誌の取材で朝倉海は、UFCではバンタム級での挑戦の意欲と同時に、「UFCの様々な選手の減量を見ている専門家に相談をしたのですが、今の状態であれば僕はフライ級には余裕で落とせるそうですし、いいリカバリーもできるということでした」と、7年前とは身体も減量テクニックも異なり、階級を下げても力が出せることを語っている。 果たして、朝倉海のオクタゴンデビュー戦の相手は、いつ誰になるか。下記フライ級ランカーたちの現状と、今後の試合スケジュールにも注目だ。
【関連記事】
- 【UFC】平良達郎がフライ級1位のブランドン・ロイバルとメインの5分5Rで対戦! 平良「止まらない選手」×ロイバル「一緒に練習して今回ケージを共有できて光栄」
- 【DEEP】信原空がタイ修行で負傷、オチ・アレンとの試合は中止に。信原は歌合戦出場へ
- 【UFC】ダウンから逆転の一本勝ちの風間敏臣「ずっと洞窟みたいなところを歩いていた」「自分のターンが来るのを待っていた」
- 【RIZIN】UFC7戦無敗でリリースのモカエフ、RIZIN含む5つの団体からのコンタクトを明かす「できるだけ早くUFCに戻れるような選択を」
- 【UFC】カラフランスと対戦する前フライ級王座挑戦者エルセグ、朝倉海に「フライに来て、どっちがタフか確かめよう」