AIパソコンは2025年に「かなり一般的」になる-マイケル・デル氏
(ブルームバーグ): 米デル・テクノロジーズは、人工知能(AI)タスク向けに最適化されたパソコン(PC)の新製品を発表した。長期にわたり苦戦してきたPC事業の活性化に寄与すると期待している。
マイケル・デル最高経営責任者(CEO)はインタビューで、新型PCを年内に「大量に納入するつもりだ」と述べ、来年までには「かなり一般的になるだろう」と語った。
いわゆる「AIパソコン」は、AI作業を加速化させるためのチップ「ニューラル・プロセシング・ユニット(NPU)」を搭載。デルが20日に年次会議で発表したノートパソコンには、クアルコムのチップが採用される。
デル氏は20日のブルームバーグテレビジョンのインタビューで「当社の新たなPCは全てAIパソコンになる」と語った。
一方、投資家の興奮は、AIプロセッサーのトップメーカーであるエヌビディアとデルの関係に大きく左右される。
デル氏はエヌビディアとの関係について「良好な提携関係であることは証明できる」と指摘。その上で、コンピューティングの新時代は「あらゆる種類の新たなインフラと能力を必要とする。確かにエヌビディアとのパートナーシップは極めて重要だが、その他にも重要なものはあるし、これからも出てくるだろう」と述べた。
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原題:Michael Dell Says AI PCs Will Be ‘Pretty Standard’ in 2025 (1)(抜粋)
--取材協力:Edward Ludlow.
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Brody Ford