「まちなかのにぎわい創出を」広小路商店街にある古民家など改修し複合施設へ
来春に開業予定 出店者を募る
京都府福知山まちづくり株式会社(公庄祥社長)は、まちなかのにぎわい創出をめざし、広小路商店街にある古民家などの空き物件2棟を改修して、計5事業者の店舗がテナントで入る複合施設の整備計画を進めている。来年5月ごろの開業を予定。出店者を11月7日まで募集している。 同社は人を呼び込む拠点になればと、延べ床面積123平方メートルの元駐車場の建物と、隣接する同74平方メートルの古民家(いずれも2階建て)を購入。「独立してレストランをしたい」「副業で土日だけ焼き菓子を売りたい」など、スタートアップ(新規事業の立ち上げ)への挑戦を応援する場所へと再興する。 テナントは古民家の1、2階にそれぞれ1区画と、元駐車場の1階部分に3区画で計5区画の構想。駐車場跡2階部分はヨガ教室などができる多目的スペースに改修する。現在、2事業者の出店が決まっており、残り3事業者を募っている。
出店者は初めて起業する人が対象。それぞれの事業に必要な設備投資などの初期費用や家賃はかかるものの、ゼロから空き店舗を改修して開業するよりも少ない資金で事業を始めることができ、スモールビジネスでの開業をめざしている人におすすめという。 公庄社長は「初めてお店を持ちたいという人の夢の後押しになれば。出店者さんと力を合わせて、多くの人が集う和やかな雰囲気の施設にして、まちなかを巡ってもらうときに、立ち寄ってもらえたら。挑戦したい方はぜひお申し込みください。一緒にお店を開きましょう」と呼びかけている。