日本初の快挙へ!バドミントン東京五輪銅メダルの“ワタガシペア”「この3年間は金メダルのため」
3年前の東京オリンピック。混合ダブルスで日本初の銅メダルを獲得したのが渡辺勇大選手と東野有紗選手の“ワタガシペア”です。 【画像】バドミントンマレーシアオープンで初優勝を飾ったワタガシペア
■中学で出会い今年でペア結成13年。
東京都出身の渡辺選手とその1つ年上で北海道出身の東野選手のワタガシペア。それぞれバドミントンを始めたのは小学生の頃でした。 そして、2人が出会ったのは中学生の時。当時中学3年生だった東野選手が1つ年下の渡辺選手とペアを組みました。 その後いったんペアを解消しますが、高校を卒業し、社会人となった東野選手が「勇大くん、うちのチームに来てほしいなあ」と高校3年生の渡辺選手を再び誘ったといいます。 同じチームに誘った理由について「最初(中学3年)に組んだ時、相性がすごく良かった。高校3年生の時の世界ジュニアで3位になった時に勇大くんとなら五輪に出られると思った」と東野選手が渡辺選手に猛アタックしずっとペアとしてバドミントンを続けてきました。
■ペア結成13年の仲 プライベートは…
同じチームで常にプレーし、お互いを高め合ってきた2人。プライベートでは一緒なのか問われると渡辺選手は「それしてしまうとデートになっちゃう。プライベートだと1個上の(東野)先輩がガチガチになってしまうと思う」と話すと東野選手は「私は結構行きたいんですけど…」と普段から仲の良さを見せていました。
■息ぴったりの2人は数々の大会で結果
2018年全英オープンで混合ダブルス日本ペア初の世界一。さらに3年前の東京五輪ではこの種目日本初の銅メダルを獲得。バドミントン競技では日本勢で唯一表彰台に立ちました。
■オリンピックイヤーも好調 パリで2大会連続メダルへ
2024年新年最初の国際大会となったマレーシアオープンで初優勝を飾るなどオリンピックイヤーに入っても好調の2人。東京大会に続く2大会連続の五輪代表をつかみました。 渡辺選手は「金メダルを目指して頑張りたい。油断することなく、最大限力を最初から発揮できるように準備したい」とコメント。 東野選手も「自分たちのパフォーマンスをしっかり出して、金メダルを獲得できるように頑張りたい。この3年間はパリ五輪でどう金メダルを取るかを2人で話し合えて練習できたと思います」と金メダルを見据えました。 ワタガシペアは現地時間28日に初戦を迎えます。 ▽大会期間中のバドミントン混合ダブルスのスケジュール 7月27日~予選ラウンド 7月31日 準々決勝 8月1日 準決勝 8月2日 決勝・3位決定戦