タイガースの若手ホープは? 阪神、来季のブレイク候補(4)ルーキーイヤーから1軍を経験も
今季はリーグ2連覇を逃し、悔しい2位という結果に終わった阪神タイガース。今オフには藤川球児監督が就任し、来季は再びリーグ優勝・日本一を狙いに行くシーズンとなる。その一方で、来季にブレイクが期待される選手も少なくない。ここでは、来季のブレイク候補となる阪神の選手を紹介する。
石黒佑弥
投打:右投右打 身長/体重:180cm/83kg 生年月日:2001年6月20日 経歴:星城高 - JR西日本 ドラフト:2023年ドラフト5位 ルーキーイヤーの今季、一軍のマウンドを経験した石黒佑弥。この経験を、来季につなげたいところだ。 社会人野球のJR西日本から、2023年ドラフト5位で阪神タイガースに入団。開幕一軍こそ逃したが、ファームでは4月下旬から徐々に状態を上げていった。 7月15日に一軍昇格を果たすと、同21日の広島戦でプロ初登板。大量リードでの登板となったが、ストレートとカットボール、フォークを駆使して打者一人を打ち取った。 しかし、8月18日の中日戦では2回を投げて3安打1失点。同21日のヤクルト戦では1回を投げて3安打1失点と、一軍打者を相手に打ち込まれる場面もあった。今季、一軍では3試合に登板し、防御率5.40で終えた。 課題となるのは、決め球の存在。フォークに磨きをかけ、投球の幅を広げていけるかが飛躍の鍵となりそうだ。 来季はブレイクを期待すると同時に、プロで活躍するための投球スタイルを確立していけるか注目だ。
ベースボールチャンネル編集部