お肉が麺に突き刺さってる!?アメリカで魔改造された「ラーメン」を実際に食べてみた
【ワッキーウッキーのアメリカトレンドレポ】アメリカ在住歴24年のクックパッドアンバサダー・ワッキーウッキーさんがシカゴより最新トレンドをレポート!アメリカで流行っている食材や、日本でもお馴染みのアノ商品の意外な一面などを現地からお届けします。今回は、アメリカでも人気の日本食「ラーメン」についてご紹介します。 ◇ ◇ ◇
日本が誇る国民食の一つで、今や世界中で大人気の「ラーメン」。 ここアメリカはシカゴでも、ラーメン人気は衰えるどころかますます加熱! 新しいお店が続々オープンしており、話題沸騰中です。そのラーメンのクオリティーはとても高く、日本のラーメンを忠実に再現しているものから、アメリカならではのスタイルのものなど、お店によっていろいろなラーメンが楽しめます。その中から今回は、日本ではあまり見ない珍しいラーメンをご紹介します。
アメリカはシカゴのラーメン事情とは?
アメリカにおけるラーメンブームの始まりは、2000年初頭(※1)といわれています。 その頃は、「これはラーメンではなくうどん、いや冷や麦では……?」と思うような、細い麵なら何でもいい?みたいな似非(えせ)ラーメンを出すお店が乱立していました。「こんなのがラーメンの具材に?ありえない~」「なんでこれがトッピングに?」「ラーメンにこれは無いわ!」なんて叫びたくなる笑えるラーメンネタの宝庫で、酷いラーメンが多かったのです。 ですが、ここ最近のアメリカのラーメンは、とにかくクオリティーが高い!忠実に日本のラーメンを再現するお店や、ラーメンの魅力にハマり日本で修行してきたお店も増えており、その味わいや見た目は、日本のラーメンとなんら変わりありません。いや、なんなら日本のその辺のラーメンよりおいしいかも?と思ってしまうほど。ラーメンは今やアメリカでは「日本食といえばラーメン!」と言われるほど浸透しています。 ちなみに、日本では比較的お手頃価格で食べられるラーメンですが、アメリカではここ最近の物価高が影響して、一杯$15でチップ・税金込みで$20となかなかの値段。日本円に換算すると、なんと約3,000円!(8月15日付け:1ドル149円計算) ラーメン1杯3,000円ってどんな豪華なラーメンなのでしょうか?そんな金額では高くてとても食べられない……と思うのですが、アメリカではそれでも大人気。若い世代から特に人気で、アニメなどのジャパンポップカルチャーやビジュアルの芸術性なども影響しているようです。(※2、3)