「悪質度高い」違反ごみ、開封調査可能に 福島市が条例案可決へ
福島市議会の建設水道常任委員会は13日、適正に分別されないなどの「違反ごみ」を巡り、悪質度が高いごみを開封調査するための市廃棄物処理条例の改正案について全会一致で可決すべきだと決定した。17日の12月市議会最終本会議で可決される見通し。 市が来年3月の施行を目指し、改正案を提出。改正案には、改善勧告に従わない場合に氏名などを公表する規定を盛り込んだ。特に悪質度が高く、外見からの情報で排出者が特定できない場合は開封調査を可能とし、排出者を特定した上で改善を求めるとしている。 市は、条例改正の理由について「ごみの排出ルールの徹底を促し、ごみ減量やリサイクルを推進することが目的」と説明している。
福島民友新聞社