「生活保護打ち切られる前に刑務所へ」原爆ドーム前で観光客襲った男に懲役1年6月…地裁判決
広島市中区の原爆ドーム北側の路上で観光客の男性を襲ったなどとして、暴行罪と銃刀法違反に問われた被告(43)の判決が18日、地裁であり、小川貴紀裁判官は懲役1年6月(求刑・2年6月)を言い渡した。
判決によると、被告は3月25日午前11時20分頃、原爆ドーム北側の路上で、文化包丁で男性の背中を突くなどした。小川裁判官は「生活保護費が打ち切られると思い、自分だけでも刑務所に行こうなどと考えて犯行に及んだ」と述べた。一方で「軽度の知的障害があり、その影響で思考の視野が狭く、酌量すべき事情がある」とした。