受刑者もワンちゃんにほっこり… 尾道の刑務所で全国初!受刑者が保護犬を育てる更生プログラムスタート【広島発】
「思い出した」受刑者の心に変化が…
保護された犬を育てるという初めての取り組みに、受刑者の心にも変化があったようだ。 プログラムを受けた30代の受刑者は「思い出しましたね。自分がちゃんと外で生活できていたこととか。刑務所の中だと、こういうふうに何かに対して優しい気持ちになることはあまりないので」と心境を語った。 NPO法人の担当者も、今回の取り組みを通じて受刑者たちの社会復帰に貢献したい思いだ。「ピースウィンズ・ジャパン」のプロジェクトマネージャー・仁尾愛美さんは「犬とかかわっている時の皆さんの表情が本当に明るくて、すごい笑顔なので。少しでも更生につながるようにしたい」と意気込む。 津村看守部長は「他者への共感性、思いやりの気持ち、他人に優しくできるような人間的な成長と社会復帰に向けた立ち直りの場としてのプログラムになればいいなと思います」と話した。 広島矯正管区は12回のプログラムを実施し、効果があると判断すれば正式に取り入れる予定にしている。 (テレビ新広島)
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