石川遼、憧れの御殿場で節目のツアー通算20勝目「全ての世界感が素敵」
石川遼が国内男子ツアーの三井住友VISA太平洋マスターズ(静岡県/太平洋クラブ 御殿場コース)で節目のツアー通算20勝目(今季2勝目)、大会4勝目を飾った。 ―節目のツアー通算20勝目 節目の20勝にすごく思い入れがあるかというと、そこまで強い思い入れはないですが、今回の勝利やフィールドの中で一番スコアが良かったということに関しては素直に嬉しいです。 ―最終18番でバーディを決めて優勝した 今までの優勝とは違った形だなと思います。サトウ食品(JAPAN PLAYERS CHAMPIONSHIP by サトウ食品)で勝った時には出来なかったことを今週はけっこう出来たなと。試合運びという部分がすごく良かったです。 ―この大会の好きなところは 雰囲気もそうですし、練習グリーンも良いです。大会の全てが、昔から憧れていたというのもありますし、アマチュアで出させて頂いた時からそのままだなと。勝てなくても、この大会のことは好きです。コースやグリーンが合っているから勝っているのかも知れないですけど。大会の全体的な雰囲気作り、全ての世界感が素敵だなと思います。 ―収穫はあったか 本当にタフなコースですし、一辺倒ではなかなか行かないコースなので、悪い流れを断ち切れたり、良い流れを少しでも続けられたというのは収穫です。 ―20代で9勝、30代では何勝したいか これからが勝負だと思っています。何勝というのは分からないですが、もう1回上に行くために、根本から見つめ直してやっていこうと思ったのが29歳。色々なことを経験できて今があって、もっと鍛えていけばキャリアを伸ばせるだろうし、チャンスはあると思って日々やっています。 ―他の選手からの刺激は 良い選手がたくさんいるフィールドで、優勝争いができているのは良い刺激になっています。20代前半の選手から貰う刺激は大きいです。 ―海外ツアーに挑戦する選手が増えてきた 海外で頑張っている選手が前よりも増えましたし、もっともっと増えていく傾向になると思います。だからと言って、国内が盛り上がらないかというと逆で、世界にどんどん出て行って戦う選手が増えると、国内も盛り上がるし、より注目が集まって「次は誰が行くんだ」と言う目で見てもらえると思います。皆で切磋琢磨して盛り上がるのではないかと思います。 ―賞金王も視野に そこ(賞金王)は全然考えていなかったです。残りの試合で全て勝てば、その選手がなるでしょうし、かなりの選手にチャンスがあると思います。賞金ランキング1位、2位の選手は、この時期を迎えると自分への期待もあるでしょうし、その中で見えないものと戦わなければいけないという、そういう戦いをしているのかなと思います。(賞金ランク1位の平田)憲聖にとっても試される時期だと思います。