アメフト・品川CCブルザイズ「X1SUPER昇格への秘密兵器はグレーター品川エリアとの関係構築にあり」
~グレーター品川エリアとの大事な縁を大事にしたい
2024年は品川CCの一員となり3年目のシーズン。チームとしては30年以上の歴史を誇るが「品川」の名前をチーム名にしてからは日が浅い。しかしたどり着いたこの地との縁を大事にして更なる進化を目指す。 「ブルザイズは選手、スタッフ、企業・市民オーナーの各自がそれぞれの思いで関わってくれている。それが1つのチームとなってX1SUPER昇格を目指しています。せっかくの大切な縁を大事にしたいです」 「上位進出、X1SUPER昇格以外にも『グレーター品川のヒーロ―』として喜んでもらえるようなことをしたい。グレーター品川地域でのホームゲームができないかも検討中です。日本ではアメフトに触れる機会はあまりないので、実際に触れてみてもらうことが第一だと思います」 2028年ロサンゼルス五輪からはフラッグフットボールが正式種目となった。コンタクトが少なくプレーしやすい競技のため、アメフト人気向上への期待もかかる。 「ブルザイズにもジュニアフラッグフットチームがあります。選手が子供たちに指導しながら一緒にプレーしています。この中から将来の日本代表選手が生まれるかもしれません。そしてアメフトを好きになってもらいたいです」
アメフト界の暗い話題が世間を騒がせ続けている。人気低迷も続く今のような時期だからこそ、地に足をつけて1歩ずつ歩みを進める必要がある。 「グレーター品川エリアを大事にし、『グレーター品川のヒーロ―』と呼べる存在となり、相思相愛の関係性を作っていきます。時間はかかるかもしれないですが人気向上の近道だと思います。いつの日か地元のヒーローであるブルザイズの胴上げを、品川CCの他競技メンバーやグレーター品川エリアの老若男女の人々が笑顔で囲んでいる画を夢見ています」 2024年はX1SUPER昇格への3カ年計画2年目だ。ここまでの勢いをさらに加速させ、グラウンド内外の総合力をさらに高める必要がある。日本有数の発展地区であるグレーター品川のアメフトチームが今後、何を見せてくれるのかに注目したい。 (取材/文/写真・山岡則夫、取材協力・品川CCブルザイズ、港南振興会)