東海大OB村沢明伸が箱根熱弁「彩っていく雰囲気好き」「みんな頑張って」2区17人抜き
来年1月2、3日に行われる東京箱根間往復大学駅伝に向け、11年大会2区17人抜きで区間賞の東海大OB・村沢明伸(33=SGホールディングス)が26日、東京・新宿の京王百貨店で公式グッズ販売オープニングイベントのトークショーに参加した。 箱根駅伝の好きなところを問われると、号砲数時間前の「交通規制されていない道。凄い静か」と語る。選手だけでなく、運営やファンら関わる全員が「彩っていく雰囲気が好き」と言い「自分だけじゃない、いろんな方の集合で箱根駅伝が出来上がっていることが、走路に出たとき感じられる。それが一番良い経験」と熱弁した。 昨今のハイレベルな戦いについては「(2区だけでなく)どこもキーになる。そもそものレベルが上がっているので、チーム全体で頑張るしかない」と話し「各大学の戦略通りにいくことはない。狙い通りにいったところが勝っている印象」と話した。 箱根駅伝の注目ポイントについては、事前のレースなどで評価された下馬評を「覆す結果が出た時が面白い。学生スポーツに起きる奇跡が好き」と話した。「みんな頑張ってほしい。どこどこ大学、というより走る全員。走る人だけではなく箱根に出られなかった学生がどういう表情でやっているのかも見てほしい」と強調。「箱根駅伝を見て新年が始まる雰囲気になれば、携わった身としてはうれしい。箱根を見たことで今年も頑張ろう、良い一年になりそうと思ってくれるとうれしい」と話した。 自身は20年以上も大会協賛のミズノ社のシューズを愛用し続けており「選手に寄り添ってくれるブランド。結果で選手との距離感を変えない。励ましてもらっています」と語った。