赤ちゃんとママ・パパの快適な眠りを目指す:スワドルブランド「エルゴポーチ」の挑戦
「ママの睡眠は赤ちゃんの健康に直結しています。赤ちゃんが健康に成長するためには、ママが良好な精神状態を保つことが不可欠で、そのためにはママ自身の睡眠が重要です。 しかし、日本では『ママなんだから無理をすることも仕方ない』という風潮があり、ママが自分の時間を作ることに罪悪感を抱いてしまうことがあります。エルゴポーチは、ママたちが睡眠の重要性を理解し、罪悪感なく十分な休息をとれるよう情報発信を行っています。このように、ママの笑顔が家族全員の幸せにつながるという考えを広めているんです」
エルゴポーチの取り組みは、日本の育児文化に潜む根深い問題に光を当てていると言えるだろう。最後に、エルゴポーチの今後の展望について伺った。 「エルゴポーチの最終的な目標は、日本を“睡眠先進国”に近づけることです。具体的には、赤ちゃんが生まれたらスワドルを買う、という意識をより多くの人に持ってもらうことを目指しています。 現在、睡眠先進国と言われているのはオーストラリアやアメリカです。エルゴポーチは、これらの国々のように、日本にもスワドル文化を広げることで、赤ちゃん、ママ、パパ、みんなが過ごしやすい環境を整えていきたいと考えています。 エルゴポーチは、SNSを活用して、スワドルの必要性や使用方法、TOGの見方、赤ちゃんの成長段階に応じた製品の選び方などの情報を発信しています。 また、寝る環境の整え方など、睡眠に関する幅広い情報も提供しています。さらに、エルゴポーチは大手の赤ちゃん用品専門店での販売開始も予定しており、より多くの人々にスワドル文化を広めていく計画です。 エルゴポーチは日本の遅れている睡眠文化を変えていくために、積極的に情報を発信し、スワドル文化を広げることで、国を変えていこうという姿勢で取り組んでいます」 エルゴポーチがこの目標をどのように長期的に追求していくのか、そしてその過程で直面する課題にどう対応していくのか、今後も注目したい。 [1]出典:政府広報オンライン「赤ちゃんの原因不明の突然死 「SIDS」の発症リスクを低くする3つのポイント」より [2]出典:米国小児科学会(AAP)「安全な睡眠のガイドライン」より