マジョルカとセビージャの“今季未勝利対決”はスコアレスドロー…ベンチスタートの浅野拓磨は65分からプレー
ラ・リーガ第3節が27日に行われ、マジョルカとセビージャが対戦した。 ここまで2試合を消化したラ・リーガで、1分1敗と未勝利が続くマジョルカ。3試合連続での先発出場に期待が集まった浅野拓磨だったが、この試合では加入後初となるベンチスタートに。右ウイングにはアントニオ・サンチェスが起用された。対するは、同じく1分1敗でリーグ戦未勝利が続くセビージャ。今季初勝利に向け、今夏レスターから加わったケレチ・イヘアナチョがセンターフォワードとして初先発を飾っている。 試合は序盤から拮抗した展開が続き、互いにビッグチャンスを迎えることなく時間が経過。すると、27分にセビージャの“新戦力コンビ”がマジョルカのゴールに迫る。ハーフライン付近の左サイドでボールを受けたチデラ・エジュケが独特なテンポのドリブルで前進。敵陣内で中央に切り込むと、斜めのランニングからボックス内に抜け出したサウール・ニゲスへとスルーパスが送られる。ダイレクトで左足を振り抜くが、ニアを狙ったシュートはGKに弾かれた。 徐々に流れを掴み始めたセビージャは、33分に左サイドでコーナーキックを獲得。インスイングのクロスはマジョルカの選手にクリアされたものの、セカンドボールにホセ・アンヘル・カルモナが反応する。長い助走からダイレクトで合わせたボレーシュートは枠内へ。しかし、抑えの効いた強烈な一撃は、またもGKレオ・ロマンに防がれてしまった。 後半最初の決定機もセビージャに訪れる。53分にエジュケが左サイドを持ち運び、ポケットに走り出したサウールにパス。マーカーの股下を通しながらマイナスに折り返すと、ボックス内へと駆け上がってきたジブリル・ソウが右足でゴールを狙う。だが、シュートは枠の左へと外れ、指揮官を務めるガルシア・ピミエンタ監督は頭を抱えた。 一方のマジョルカも、64分にビッグチャンスを作り出す。パブロ・マフェオが右サイドでアーリークロスを送るが、これは競り合ったセビージャDFロイク・バデがヘディングでクリア。それでもマヌ・モルラネスがこぼれ球を拾うと、横パスが相手に当たってペナルティエリア内へと流れる。ボールの先に待ち受けていたヴェダト・ムリキがGKと1対1の局面を迎えるが、シュートはエルヤン・ニーランにセーブされた。 直後のコーナーキックでも、味方のヘディングに反応したサムエル・コスタが決定機を迎えるが、頭で合わせたシュートは枠外に。攻勢を強めるマジョルカは65分に浅野をピッチへと送り込む。 70分にはマジョルカが敵陣深くの左サイドで相手を翻弄。細かく繋いでセビージャのプレスを掻い潜り、ホアン・モヒカが浅野への縦パスを供給する。鋭い切り返しで相手のタイミングを外し、ボックス内にカットインしながら右足でシュート。思い切りよく右足を振ったが、ボールはわずかにサイドネットへ外れた。 その後は90分にサウールが退場となり、マジョルカが数的有利な状況になる。しかし、得点は奪えずにスコアレスで試合は終了した。次節、マジョルカは31日にアウェイでレガネスと対戦。セビージャは来月1日にホームでジローナと対戦する。 【スコア】 マジョルカ 0-0 セビージャ 【得点者】 なし
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