真美子夫人も心配する「大谷翔平の左肩」の容態 整形外科医が回復への見通しを解説「本格的な投球再開まで2~3か月かかるのでは」
メジャー7年目で悲願の世界一を達成したドジャースの大谷翔平。ワールドシリーズでは10月27日の第2戦で盗塁した際に左手をついて滑り込んだために左肩を負傷。球団は11月6日に「肩脱臼による関節唇損傷を修復するために関節鏡視下手術をした」と発表した。スポーツ紙デスクは言う。 【写真】大谷翔平、直筆の手紙。他、祖父母宛に書いた手紙なども
「負傷をめぐって“最初は亜脱臼と発表されたのに脱臼に変わった”“手術後も痛いと漏らしていた”などの真偽が確かでない情報も出回り、来季、投手として復活できるのか不安視する声も出ている」 大谷の手術を執刀したニール・エラトロッシュ医師は、2023年にも大谷の右肘の手術を担当。その当時は「元通りに回復し、2024年の開幕には打者として一切の制限なしに、2025年には二刀流として準備が整うことを期待している」とコメントしていたが、そこに左肩の脱臼が加わり、復帰の見通しはどうなるのか。前出・スポーツ紙デスクが語る。 「球団はスプリングキャンプには間に合うとしているが、ロバーツ監督は『日本での開幕戦には投手として期待していない』と断言した。開幕に合わせた二刀流復活のためのリハビリを続けてきたが、ワールドシリーズ後にメスを入れたため、投球プログラムに影響する可能性が出てきたわけです」 あくまでも大谷の目標は二刀流。だが、球団はシーズン序盤は慎重な起用を続ける見通しだという。スポーツジャーナリストはこう話す。 「球団としては大谷にはポストシーズンに向けて終盤での二刀流を期待している。シーズン序盤にピークを迎える必要はないと考えており、ゴメスGMもワールドシリーズでのケガが“渡りに船”といわんばかりの発言をするようになった」
2~3か月で本格的な投球を再開できる?
実際に大谷はいつ、二刀流として復活できるのか。大谷が受けた「関節唇損傷修復手術」について、日本整形外科学会認定スポーツ医で、古川整形外科医院(京都・宇治市)院長の古川泰三・医師は、こう話す。 「関節唇とは肩甲骨と上腕骨のつなぎ目を安定させるために関節を縁取る組織。パッキンのような役割をするが、これが衝撃によって壊れてしまった。傷ついた関節唇は自然に元通りにならないため、小さな穴から挿入した関節鏡(高性能カメラ内蔵の内視鏡)で断裂部位を縫い合わせる。初回脱臼で手術をすることは少ないが、初回脱臼であっても手術を選択されるべきとの報告もあり、今後の不安払拭のためにも手術したのでしょう」 大谷は12月9日の共同会見で、「まだバットは振れていないが、キャッチボールは再開して70マイル(約113キロ)を計測した。現在は肩の可動域を元に戻す作業をやっている」と話した。 「左肩は右投げの大谷選手にとってバランスを取る側の肩。本格的に投球を再開できるまであと最低2~3か月かかるのではないか。投げる側の肩なら半年以上はかかったでしょう。投球動作では、振りかぶった時に肘関節が後ろにいくことで、上腕骨頭が肩甲骨に対し前に押し出されて関節唇に負荷がかかりやすい。投球のリハビリには少し時間を要するでしょうが、打撃は可動域さえ戻れば支障はないでしょう」(古川医師) 一緒にNBAの試合を生観戦するなど、オフの大谷の隣にいつも寄り添う真美子夫人の献身的なサポートもあるだろう。元アスリートだけに真美子夫人も大谷の左肩は心配なはずだが、春には二刀流の大谷の復活が十分に期待できそうだ。 ※週刊ポスト2025年1月3・10日号
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