王者フェルスタッペン貫禄の今季9勝目 ノリス痛恨ペナルティー10位 角田裕毅13位 F1カタールGP
◇F1第23戦カタールGP 決勝(2024年12月1日 ルサイル・サーキット=1周5.419キロ×57周) 既に総合4連覇を決めているレッドブルのマックス・フェルスタッペン(オランダ)が2戦ぶり今季9勝目、通算63勝目を挙げた。2位はフェラーリのシャルル・ルクレール(モナコ)で、マクラーレンのオスカー・ピアストリ(オーストラリア)が3位に入った。 フェルスタッペンは予選でトップタイムをマークしながら、危険な低速走行により1グリッド降格。しかし、ポールポジション(PP)から出たメルセデスのジョージ・ラッセル(英国)をスタート直後にかわしてトップを奪った。後方で複数の接触があったためすぐにセーフティカーが入り、36周目にもメルセデスのルイス・ハミルトン(英国)らのパンクなどでセーフティーカーが入ったが、いずれも再スタートから先頭を譲ることなく逃げ切った。 総合2位につけるマクラーレンのランド・ノリス(英国)は終始フェルスタッペンを追っていたが、イエローフラッグの間に速度を落とさなかったとして10秒間のストップ&ゴーペナルティー。45周目にピットインしてペナルティーを消化したため10位に終わり、フェラーリとのコンストラクターズ(製造者部門)争いで痛いポイントを落とした。最終戦アブダビGP(決勝8日)を残し、1位マクラーレンと2位フェラーリの差は21点となった。 RBの角田裕毅は13位にとどまり、3戦連続の入賞はならなかった。スタート直後の混乱で10番手に順位を上げ、一時は9番手を走行したものの、その後はズルズルと順位を落とした。2度目のセーフティーカー導入時のピットインで12番手に浮上したが、終盤にソフトタイヤへ交換して勝負をかけた作戦も失敗し、順位を上げられなかった。 ▽決勝順位 (1)フェルスタッペン(レッドブル) (2)ルクレール(フェラーリ) (3)ピアストリ(マクラーレン) (4)ラッセル(メルセデス) (5)ガスリー(アルピーヌ) (6)サインツ(フェラーリ) (7)アロンソ(アストンマーチン) (8)周冠宇(キックザウバー) (9)マグヌセン(ハース) (10)ノリス(マクラーレン) (11)ボッタス(キックザウバー) (12)ハミルトン(メルセデス) (13)角田裕毅(RB) (14)ローソン(RB) (15)アルボン(ウィリアムズ) リタイア ヒュルケンベルク(ハース) リタイア ペレス(レッドブル) リタイア ストロール(アストンマーチン) リタイア オコン(アルピーヌ) リタイア コラピント(ウィリアムズ)