藤井王将、甲子園球場で羽生九段との記念対局に敗れる 将棋連盟と甲子園球場の100周年イヤーコラボ企画
将棋の藤井聡太王将(22)=7冠=が8日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で、日本将棋連盟会長でもある羽生善治九段(54)と対局した。振り駒の結果、藤井の先手になり戦型は角換わり。羽生が120手で勝利した。 今年は甲子園球場と日本将棋連盟の100周年イヤー。コラボ企画の目玉として同球場の貴賓室で指され、バックスクリーンの電光掲示板へ対局の模様が映し出された。昨年10月に棋界の全8冠を独占した藤井に対し、1996年、当時の全7冠を独占した羽生の黄金対決は舞台設定も含めて注目を集めた。 両者の公式戦は2月のNHK杯以来で、これまで藤井の14勝3敗。藤井が4勝2敗で防衛した第72期ALSOK杯王将戦7番勝負(スポーツニッポン新聞社、毎日新聞社主催)でタイトル戦初対決した。この6局もうち3局は角換わり。両者の本気モードを示す戦型選択と受け止められた。