お礼品も新しく セカンドステージへ進む「ふるさと納税」
寄附金の使い道で選ぶ人も多い
株式会社トラストバンクの担当者は「ふるさと納税」の申込みに対し「お礼品で選ばれているばかりではなく、寄附金が何に使われるかで選ばれている人も多い」と話す。 岐阜県・八百津町では同町出身の偉人「杉原千畝」を世界記憶遺産に登録する活動支援を「ふるさと納税」として呼びかけ。杉原千畝にスポットを当てた映画公開が控えていることもあり、最近になって「ふるさとチョイス」を介した申し込みの件数が伸びてきているそうだ。 また、広島県・神石高原町では県内の犬の殺処分をゼロにする活動支援を呼びかけ、累計で1億2千万円以上が集まっているという例も。 自治体がお礼の品のバリエーション拡大やリニューアルを進め「ふるさと納税」の認知度が大きくなる一方で、「寄附」という行為そのものに価値を見出す人も多い。株式会社トラストバンクの担当者は「ふるさと納税」の活用について「寄附されるご本人の意志で税金の使い道を選択し、地域を支援して頂ければ」と呼び掛けていた。