七五三、晴れ着でジャンプ 金沢・石浦神社で「碁盤の儀」
「七五三」の15日、石川県内の神社には袴(はかま)や着物で着飾った親子連れの姿が見られた。金沢市本多町3丁目の石浦神社では平安時代の宮中行事に由来する「碁盤の儀」が行われ、晴れ着姿の子どもが勢いよく碁盤から飛び降りた。 碁盤の儀は高さ約30センチの盤上に立つことで自立し、飛び降りることで強い運を開く意味がある。拝殿では、金沢市押野の新開仁奈ちゃん(3)と健人ちゃん(5)が家族の掛け声に合わせてジャンプした。笑顔で見守った父の直行さん(44)は「健やかに成長してほしい」と目を細めた。 15日の県内は曇りで、正午までの最高気温は金沢20・3度、輪島19・3度で10月下旬並みの暖かさだった。